有隣堂(横浜市、松信裕社長)が、11月11日新規オープンする書籍・文具・雑貨の「有隣堂テラスモール湘南店」(前原尚店長)が9日披露された。スペースをとったゆとりの空間に、湘南ライフスタイルを取り入れ、ファミリー層を中心に幅広い年代に提案する。
新店は、JR東海道線辻堂駅北口に同日開業する、ショッピングモール「テラスモール湘南」4階に出店し、総売場面積は463坪。
新店で強化しているのは、家族みんなが楽しくなる空間演出だ。
「ただ本を揃えるだけでは販売に結びつかない時代、プロジェクトチームを立ち上げ、新しい売場を創造した」と前原店長。
子どもの遊び場と位置づけした「Do Kids(ドゥ キッズ)」は、60坪の広さに、ベンチシートやテーブル、イスを用意し、絵本の読み聞かせ会、クリスマスオーナメント作り、紙芝居なども予定する。絵本の他、子ども向けグッズ、知育用品も品揃えする。
「実際に触ってもらえるように什器も工夫した。アクアリウムや身長計、隣の店舗がのぞける窓など、子どもが楽しくなるような空間を心がけた」(前原氏)。
子ども達を遊ばせている間に、書籍売場を挟んで登場するのが、お父さん、お母さんが楽しむ売場「Do Life(ドゥ ライフ)」(20坪)。本屋のイメージからは離れ、文具売場とも違う、大人がリラックスできる空間だ。
キッチン、北欧テイスト、トラベル、アウトドアなど、様々な切り口から大人のライフスタイルを提案。湘南ハワイアンコーナーでは、ハワイの雑貨店で販売されているような健康・美容商品やハワイアンジュエリーも陳列する。
「この辺ではサーフィンやフラダンス、さらには自転車などの野外活動を行う人が多く、売場に盛り込みました」と、寺澤篤子副店長。こちらにもイスとテーブルが用意されており、写真撮影など大人向けワークショップも今後行いたいという。
一方、文具売場は49坪で展開する。売場の半分がセレクト系で、残りが定番品。11月オープンのため、当初からダイアリー・カレンダー、クリスマス用品をフルで展開し、年末年始商戦に向けての準備も整った。
「セレクトした売場では、ライフスタイル提案をした上で、ギフト需要にも応えたい。地域のお客様にご不便をおかけしない中で、文具は道具として利便性を考えて品揃えした」と、文具販売のノウハウが豊富な前原店長。
なお、「テラスモール湘南」は、住友商事と住商アーバン開発が開発する大型商業施設。辻堂駅直結のデッキで結ばれ、各フロアは回遊性の高いサーキット構造。有隣堂の他、ロフト、無印良品、ユザワヤなど15の核店舗を含む全281店舗が集積する。
同モールには、世界初出店のCath's Cafe併設のCath Kidstonが出店する。
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2011年11月10日
湘南ライフスタイル提案 家族皆が楽しめる仕掛け 有隣堂新店舗
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