世界の文具業界で最も早いフェア開催。香港国際文具展(Hong Kong International Stationery Fair 2012)が、2012年1月9日(月)から12日(木)までの4日間、香港コンベンション&エキジビションセンターで開かれる。メッセ・フランクフルト(香港)と香港貿易発展局(HKTDC)が共催する。
今年1月の同フェアには巨大な消費人口を抱える中国大陸と、近代化が進むアジア各国に文具を紹介するため、中国本土から111社、香港から63社の174社が出展し、総出展者数243社の72%を占めた。その他の出展は12か国から69社だった。来場者はほとんどがアジア諸国と中東、中南米からのバイヤーだった。
4日間の会期中、48か国から45のトレードミッション(買付団)が来場し、商談を繰り広げた。2011年フェアの来場バイヤートップはアジアからで62%、以下、欧州20%、北米8%、中南米、中東と続いた。バイヤーの商談でもっとも賑わったのはギフト関連文具、学校教育文具、印刷関連製品の順だ。
主催者発表資料で見る限り、香港文具フェアは主な市場をアジアにフォーカスしているようだ。2012年9月には上海で同じメッセ社の「ペーパーワールドチャイナ」(PWC)が予定されるが、PWCの文具・オフィス用品市場とは、一線を画している。急成長する中国大陸の消費と高品質製品への需要の高まりを予想した動きだ。
アジアは欧米先進諸国の市場に比べ、経済力の格差、消費性向の脆弱さなど総合面で劣っているといわれてきたが、ASEAN(東南アジア諸国連合)をはじめ総体的にアジア地域の経済、文化、教育レベルの向上を促進する計画は顕著となり、消費財とりわけ文具・オフィス用品産業に活発な動きが見える。
2001年末、中国のWTO(世界貿易機関)加盟で、文具の模倣問題が俎上に挙げられ、徐々に正常な形へ変わろうとしている。需要が飛躍的に高まる中で、技術や生産面でも高品質製品を目指して、多くのメーカーが研究開発に費用を投じている。
見本市主催社は、上海地域の急速発展と連動する香港珠江デルタの存在価値をさらに高めている。同時期開催で36回目となる香港玩具展(香港トイズ&ゲームズフェア2012)と同じ会場(別棟)となることもあり、フェアキャンペーンをアジアから欧米まで広げてPRに余念がない。
【詳細はWebから】www.hkstationeryfair.com
【問い合わせ】電子メール stationery@hongkong.messefrankfurt.com または、
exhibitions@tdc.org.hk
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2011年11月30日
香港国際文具展 成長するアジア市場牽引 来年1月玩具と同時開催
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