ショウワノートとショウワグリムのショウワグループ(2社とも片岸茂社長)は12月5日午前10時から、東京中央区の本社で業界専門紙誌代表を招き、恒例の年末懇談会を催した。
片岸社長は「7月からの新事業年度に入り5か月経過したが、売上は前年同期比で105%、うちキャラクター製品は同110%、学習帳は同101%の伸びだった。特に『ワンピース』がずば抜けて伸長、コミックも64巻が初版で400万部売れている。トータルでは『ポケモン』がトップ。1999年にスタートして、現在では世界30か国で人気を呼んでいる。12月4日、仙台にポケモンセンタートウホクがオープン、そこでの売上による利益はすべて東北の子ども達の支援に使われる。またパソコンが簡単に学べるポケモンの基本ソフトを開発、学納関係を通して全国の小学校へPRする。すでに富山県高岡市の全小学校で採用している。キャラクターは、ワンピース、ポケモン、ジュエルペット、ドラえもん、イナズマイレブン、仮面ライダーの順で、この6キャラでキャラ全体の80%を占めている。これらをKARAが追っている。生産に必要な原材料は値上げが続いているが、市場価格へ転嫁することは難しい。当社はなんとしても難局を乗り切り、安定経営を維持する気構えだ」と語った。
また、ショウワグリムについても「両面ドットちよがみ、ICカードステッカー、チョッパー消しゴムとヒット商品が続き、売上利益とも前期並みを維持した」と述べた。
続いて氷鉋富雄版権部部長が「タカラトミーの人気キャラクター『こえだちゃん』版権を取得した」と発表し、新しく27局で放映されるテレビCM計画、12月17~18日に幕張で開催される「ジャンプフェスタ」、「ワールドホビーフェア」出展について説明、斎藤敬営業本部長が、2つのキャンペーンと年末から新春にかけて新発売されるキャラクター製品を、大場克典取締役(開発)がワンピースシール、こえだちゃんシールつきおりがみなどを説明し、特に「ICカードステッカー(ワンピース、テニスの王子様、銀魂)は重点商品」と述べた。
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2011年12月08日
キャラクター文具が伸長 売上5%増で推移 ショウワグループ
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