コクヨS&T(森川卓也社長)は、7月24日、25日、品川のコクヨ東京ショールーム2階で、専門店、量販店などを対象にステーショナリー新製品や販売促進の提案などを行う「コクヨS&Tリテールメッセ2012」を開催し、2日間で約955名が来場した。
テーマは、「結ぼう!新発見。再発見。」。
出展880アイテム中320アイテムを新製品で占め、社会が多様化する中での、きわだつ新製品を紹介した。展示は新製品、テーマ別、納品店向けの3コーナーで構成した。
主な新製品では、今年カードホルダーとフォトアルバムを追加したクリヤーブック「ノビータ」の機能を、ユーザーから支持される理由や店頭POPなどと共に紹介。
また、2011年にツインリングノートとツインリングメモ、無線とじノートを発売以来、シリーズを拡大しているスマートフォン対応ノート「CamiApp」について、新製品のパステルカラーのツインリングノートやメモパッドを含めたシリーズ全商品をユーザーの使用シーンに合わせて紹介した。
この他、特殊発砲体とイレースポリマーのツイン構造によって、軽い力できれいに消せる黒色タイプの「プラスティック消しゴム<リサーレ>(プレミアムタイプ)」や、消す箇所に合わせた5種類の幅を持つ星形の消しゴム「ミリケシ」の黒色タイプなど、編集を効かせた製品の数々を紹介した。
24日の記者会見で、森川社長は「国内のステーショナリー事業は子どもの数が減少し、シニア市場が拡大するなど環境変化の波に押される中で、文具店数は減っても文具売場は拡大している。加えて、昨年だけで文房具特集を組んだ雑誌は50以上あった。今なぜ文房具が熱いのかというと、プチ満足を得られることと仕事成果を出すための必需品と捉えられているからだ。その中で、当社は、学ぶ・働く事業流域において、国内では選ばれ続け、圧倒的な存在となり、海外では最初に選ばれる存在になる。その上で未来を創り出す強みに集中していきたい。ST1・2・3戦略として、開発商品をST1(価値創造型)、ST2(価値編集型)、ST3に分類し、その中でST1とST2に集中し、前年の198品番から2012年は409品番と新製品を倍増させる」と述べた。
また、サーティワンとキャンパスノートのコラボ商品が従来の3倍の販売量だったことに関連して、「今後も互いの強みを活かせるところとはコラボを考えていく。強みを掛け合わせ、新市場を創出したい」と前向きな姿勢を見せた。
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2012年07月26日
「CamiApp」全シリーズを紹介 コクヨS&T展示会、売場の起点作りに
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