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2013年02月21日

アジア市場で事業を共同展開 ショウワノートとサンスター文具

左から片岸氏、ショーン・チャ氏、小林氏

現地市場に則ったサンスターコリアの商品群

 ショウワノート(富山、片岸茂社長)とサンスター文具(東京、小林大地社長)は、2月18日都内で記者発表し、アジア市場に向けた事業展開を共同で行うと発表した。

 今秋にも香港に共同で新会社を設立する。出資比率は50%:50%で、資本金は5000万円。その後、中国上海に現地法人を設立する。アジア全域を対象にキャラクター文具を中心とした商品の企画、開発、製造、販売を行う。

 また、サンスター文具の韓国現地法人「サンスターコリア」(ソウル、ショーン・チャ社長)の第三者割当増資をショウワノートが引き受けることで、2月14日合意した。出資比率は両社が37.5%ずつで、残り25%をサンスターコリアのショーン・チャ社長が担う。同社長は引き続き、社長にとどまる。資本金は2億韓国ウォン(約1800万円)。割当の増資時期は今年4月。

 片岸社長は「2011年から社内に海外事業のプロジェクトを設立し、海外展開を模索してきた。昨年7月にサンスター文具から共同事業の提案をもらい、メリットがあると判断した。海外のキャラクターを持つサンスター文具と、日本のアニメキャラクターを持つ当社の2社が共同で展開することで、谷間を埋め、チーム・ジャパンとして、必ずやアジアで成功を収められると思う」と述べた。

 小林社長は「当社は早くから海外展開に取り組み、3年前に韓国に現地法人を設立するなど、いろいろな形でノウハウを蓄積してきており、現地に合わせた製品作りを進めている。今回、アジア市場において2社でやることにより、国内では競合するが、海外では協力して展開していきたい」と語った。

 アジア市場でキーとなる中国では2015年に上海ディズニーランドがオープンするなど、キャラクター市場の機運が高まっている。両社は5年後に売上高25億円を目指し、そのうち中国市場で過半の50%を見込む。

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