大手書籍取次のトーハン(東京都新宿区、藤井武彦社長)とグループ会社の明屋書店(愛媛県松山市、小島俊一社長)は、3月28日に明屋書店萩店(山口県萩市)をリニューアルオープンし、文房具と雑貨の大型売場「nota nova(ノータ・ノーヴァ)」の第1号店を出店した。
トーハンは書店複合化のパッケージ提案「&Partners」を推進しており、文具・雑貨系のメニューとして、「add文具」(定番文具)、「&DeLi」(輸入菓子と文具雑貨)、「styleF」(セレクト文具雑貨)、「T.CLIP」(文具雑貨販売FCパッケージ)の4つのメニューを展開している。
これらのメニューは10坪から30坪の小型売場の提案であるのに対して、「nota nova」は60坪~150坪の大型文具雑貨売場で、ニューコア事業となる。今回明屋書店萩店に導入した第1号店は85坪で、文具売場では地域一番店となる。
「nota nova」の商品構成は幅広く、文具については高級万年筆から定番の実用文具、学童文具、ファンシー文具までフルラインを取り扱う。トーハンと文具卸東京エコールが共同で設立した株式会社ETS(東京)を通じ、国内外主要メーカー約130社からの商品調達が可能になる。
また、雑貨に関しては、トーハンと取引のある240社余りの仕入先から多彩な商品を揃える。明屋書店萩店では、「食(うつわ)」・「衣(バッグ)」・「住居(インテリア小物)」をキーワードに、出版物と親和性の高い商品群を揃え、ライフスタイル提案型の売場を目指す。
萩焼の陶器やステンレスのキッチングッズ、各種グラス、手ぬぐい・ハンカチ・タオル、ふきんや入浴剤、クロック、バッグ、知育玩具やブリキの玩具まで、地方の店ではこれまで目に触れることのなかった商品を中心に品揃えした。
店内装飾はVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を重視し、質感を重視した専用什器を開発・設置。木目が映えるこだわり什器と温白色LED照明、ペンダントライトの照明で高級感を演出し、来店すること自体を楽しいと感じさせるような、わくわく感や期待感を醸し出す。萩店では入口近くのガラス面にカウンターと飲料自販機を設置し、購入後の本を読んだり、休憩スペースとして利用できる。
「nota nova」は、取引先書店の顧客層の拡大、および出版物と親和性の高い文具・雑貨売場とのシナジー効果による収益向上を目指したニューコア事業として、今後導入をすすめる計画。
【明屋書店萩店 店舗概要】
住所:山口県萩市大字土原字川島沖田474
営業時間:10:00~22:00
売場面積:書籍売場155坪、CD/DVD売場10坪、nota nova 85坪
※「nota nova」はポルトガル語を語源とした造語で「新しいノート」の意味
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2014年04月01日
文具・雑貨の大型売場1号店を萩市にオープン トーハンと明屋書店
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