パーソナル文具・紙製品に特化した文具卸エムディーエス(鷲見孝社長)の「年末商品商談会」が7月16日、東京都港区の都立産業貿易センター浜松町館で始まった。東京は17日までの2日間、大阪は23日に大阪マーチャンダイズ・マートで開く。
東京会場では160社(うち新規4社)が出展、2日間で有力販売店ら約700名が来場する予定。
会場は3階と4階の2フロア。3階には売場での展開を想定したMDS提案コーナーを設置。12個のエンド提案で、乗り物モチーフのアイテムや変わり種のメモなど、テーマごとに各メーカーのアイテムを集めた。年賀はがきや紅白アイテムなどを集めた年末品コーナーや筆記具を試し書きできるコーナーなどを設けた「MDS STATIONERY EXPO2014」もあり、見て触って楽しめる展示に工夫されていた。
4階には、サンアート、尚雅堂、シンコー、サンフェルトの新規4社が出展。インテリア資材メーカーのシンコーはソファーや椅子などのインテリアに使われているレザーを使用したブックカバー、フェルトなどの手芸用品を扱うサンフェルトは国産のフェルトを使ったブックカバーなどを展示し、異業種で培った強みを生かした商品を売り込んでいた。そのほか、各メーカーイチオシの商品を集めたコーナーもあり、正月らしい柄のポチ袋や富士山をモチーフにしたアイテムなどが目立った。
この日は開場前の午前9時からメーカー朝礼が行われ、鷲見社長は「6月決算では売上高104%の103億7000万円となり、創業以来初めて100億円を突破した。7月8日には赤坂アークヒルズでアクセアとのコラボ店を開いた。今年9月にはパリとベルリンで開催されるジャパンベストに、26社とともに出展することを決めた」と報告した。
また、東京会場では、東京都足立区の潤徳女子高美術デザインコース3年の生徒43人が商談会を見学。鷲見社長は「学生はユニークな発想がある。良いアイデアがあれば商品化したい」と話した。
同社は、10月28日に同会場で、「2014 AUTUMN MDS FAIR」を開く予定。
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2014年07月16日
エムディーエス年末商品商談会、160社が出展 12のエンド提案行う
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