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2009年02月09日

「昨日の敵は今日の友」新生サンスター文具 ソニーCPと業務提携

左から桃井、古川、伊藤、畦地、小林の各氏

「我々と組めばポートフォリオが完成する」と古川社長

 3月1日にセイカと経営統合する、サンスター文具(東京、伊藤幸信社長)は、2月9日、台東区の本社で会見し、キャラクタービジネスを展開するソニー・クリエイティブプロダクツ(東京、古川愛一郎社長)と、商品化事業における共同開発を目的とした業務提携を行うと発表した。4月以降に両社の共同開発商品を販売する。

 現在、両社はキャラクター・マーチャンダイジング事業で文具雑貨を中心に各々展開しているが、少子化による市場縮小や消費者ニーズの多様化等、事業基盤の整備・強化が一段と迫られている。このような厳しい市場環境が続く文具業界で、両社が競合関係からパートナー関係に移行し、相互の力を有効に活用することが、さらなる事業拡大を可能にし、両社の企業価値を最大化させるとの判断の下、今回の提携同意に至った。

 古川社長は会見で、「昨日の敵は今日の友というか、ワクワク感を感じる。具体的には、企画・デザインをソニーCPが行い、製造・販売を新生サンスター文具が行う。厳しい状況下で消費も冷え込む中、ヒントは今回の統合にあった。価値の最大化を図るという引力に引き込まれた、カテゴリーを進化させ、拡大していく。その過程で最強タッグを組みたい」と新しい取り組みに期待した。

 新会社の副社長に就任予定のセイカ桃井社長は、「キャラクター・ポートフォリオに基づき、レコード会社のように、サンスター文具レーベル、セイカレーベルという位置づけで、各ターゲットの消費者に向けて、どれだけの個性を揃えられるか、ターゲット毎の戦略を明確にしたい。ここにソニーCPさんも加わる」と、パワーポイントで説明した。

 会見には、伊藤社長、小林副社長、セイカ桃井社長、古川社長に加えて、サンスター文具とライセンス契約を結ぶ、米ホールマークの日本法人、日本ホールマーク畦地社長も出席した。

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