プラス(東京 今泉公二社長)は、紙製フラットファイルの生産体制を強化し、グローバルベースでの最適な生産体制を構築するため、2016年2月、埼玉県大里郡寄居町(よりいまち)に新工場「寄居工場」を開設する。
併せて現在のベトナム・中国の自社工場2拠点による紙製フラットファイルの生産体制を見直し、中国・上海工場はその機能を寄居工場へ移管し、修正テープをメインとする工場に変換する。
これにより紙製フラットファイル生産は、既存のベトナム・ヌンチャク工場と埼玉・寄居工場の二極体制となり、事業基盤のさらなる強化を図る。寄居工場は2016年2月から試験稼働を開始し、同年5月から本格稼働の予定。
最新設備と自動化ラインを備えた新工場の開設により、さらなる品質向上とともに、受注から納品までのリードタイムが短縮されることで、より顧客のニーズに沿ったきめ細かいサービスの提供が可能となる。
今回の生産体制の再編では、ベトナム・ヌンチャク工場にも埼玉・寄居工場と同じ最新の生産設備を導入し、生産能力の増強と効率化を図る。
プラスは、1995年に埼玉・所沢工場で紙製フラットファイルの生産を開始。その後生産拠点を海外へ移し、2004年から上海工場、翌2005年からはマザー工場であるベトナム工場での生産を開始した。
生産開始以降、部品点数の少ない製品ながら、金属製とじ具から保持力・操作性の高い100%再生樹脂を利用したとじ具への変更、廃棄時の環境に配慮したノンステッチ製法へといった変更等を行い、製品仕様面で進化させてきた。
また、再生紙や間伐材といった紙仕様、カラー、サイズ、とじ厚といった使用用途展開を行い、豊富な製品バリエーションを展開してきた。
このような細かい変更の継続により、顧客の支持が増加。生産当初、数パーセントだった市場シェアは21年間で40%以上にまで拡大した。
2015年9月には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞している。
【プラス埼玉寄居工場 概要】
生産品目:紙製フラットファイル
所在地:埼玉県大里郡寄居町西ノ入3050-3
日本梱包運輸倉庫株式会社工場棟内
工場開設:2016年2月
敷地面積:1,340??
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2016年02月07日
プラス、国内に新工場開設 紙製フラットファイル強化、上海工場は変換
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