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伊東屋とぺんてるがコラボ 定番3ブランドに新たな装いで新市場開拓

2016年09月12日

ぺんてる和田社長(左から3番目)と伊東屋伊藤社長(その右)

ITOYA110 ペンジャケットシリーズ

 伊東屋(東京都中央区、伊藤明社長)とぺんてる(同、和田優社長)は、9月12日午後、銀座・伊東屋でプレス発表を行い、ぺんてるのロングセラー商品である「ぺんてるサインペン」、水性ボールペン「ボールぺんてる」、プラスチック万年筆「プラマン」の3ブランドをベースとした、両社初となるコラボ商品を共同で開発し発売開始すると発表した。

 商品名は、伊東屋オリジナル「ITOYA110 ペンジャケットシリーズ」(リフィル3種類、税抜5000円)。両社が初めてタッグを組み、ぺんてるの既存3ブランドにジャケットを着せることで、従来の客層とは異なる新市場を切り開く。

 伊藤社長は新シリーズについて、「当社の役割は、日本にたくさんある素晴らしいものを、ひとつひとつのレベルを上げて、お客様に伝えていくこと。フリクションやシャーボXなどと、今までに4回コラボして開発してきた。今回、ぺんてるの水性ペン3種類を選んだのは、高品質で唯一無二の書き味、手頃な価格、さらに海外を含む世界のどこでも入手可能の3点にある」と開発のきっかけを紹介。

 しかし、今までの開発商品と異なり、3ブランドはリフィル交換が出来ない使い切り。

「そこで、社内で検討した結果、ぺんてるの優れた技術をそのまま生かしていこうということで、ペンジャケットというアイデアが浮かんだ」とし、「オフィシャルなシーンでの使用を想定していることから、客層は従来品とはまったく違うと思う。ギフト需要も期待できる」と話した。

 また、和田社長は「当社は今年創立70周年を迎えた。協業のきっかけは、2年前に、伊藤社長から銀座の新店舗に関連して、顧客との関わりの大切さの熱のこもった話しを聞いたこと。顧客起点は認識しているが、商品を届ける前のモノづくりというメーカーの位置では、私たちが直接ご意見を聞く機会というのはなかなか難しい。そこで、日々現場を通じてお客様と向き合い、声を聞いている伊東屋さんを通じ、私たちで形にしていくという新しいコラボを行う」と話した。

 新シリーズは、「for サインペン」、「for ボールぺんてる」、「for プラマン」の3種を用意。軸が太いので握りやすく、また金属軸を採用しているため重量バランスが向上。

 見た目は、ジャケットを装着することにより美しいフォルムを実現。シンプルさを極限まで極めた形状で、直線的なクリップがシャープな印象を与える。軸色は赤、黒、白、紺の4色。

 ペンジャケットシステムは、調整リング(別売、各税抜300円)を交換することで、3種類のリフィルを使用することができる。リフィルは、ぺんてるの水性ペンを使用する。

 「ぺんてるサインペン」は1963年に発売。米国のジョンソン大統領の愛用がきっかけとなり、米国で爆発的な人気に火が着き、日本でも大ヒット。さらにNASAの行った有人宇宙飛行のジェミニ6号・7号船内に搭載され、宇宙で使用された逸話は、あまりにも有名なエピソード。

 また、1972年発売の水性ボールペン「ボールぺんてる」は、安定した書き味はもちろん、当時新鮮だったグリーンのボディと直線的なデザインでグッドデザイン賞を受賞し人気を得た。

 そして、1980年発売のプラスチック万年筆「プラマン」は、職人気質として知られる担当者が開発を手掛け、そのプラスチック製ペン先は筆跡に強弱を再現し、書き込むほどになじみ、だんだんと自分好みの書き味にしていく特徴がありながらも、手ごろな価格で多くの愛用者を生んでいる。
  
 当日は、ぺんてる耒谷元常務が、同社の歩みと3ブランドの紹介を行い、ぺんてる商品開発本部ペン開発グループの鈴木慎也氏と伊東屋研究所の橋本陽夫取締役が、コラボ新商品を説明した。

 新シリーズは9月13日から銀座本店で発売開始し、10月からは米国2店舗を含む伊東屋全店で取り扱う。

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