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2017年01月15日

エコール春の大見本市 続く改革、来場者視線で服装カジュアル推進

法被姿のエコール役員

石川社長はデルガードやサラサの商品開発の話を中心に、筆記具の将来や可能性について語った

 広域文具流通のエコール流通グループ(ERG、一ノ瀬巌社長)の第104回春の大見本市が、1月13日、14日の2日間(午前9時~午後5時)、東京都大田区の東京流通センター第1と第2の展示場で開催され、会期中4000人を超える来場者で賑わった。売上目標68億6000万円(前年同期比100%)をかかげた。

 各社は春の需要期を見据えた年末から春にかけて発売する新製品や人気商品を訴求し、文具業界の見本市としては最大規模となる44都道府県から会社数1840社、店舗数2470店の計4050人の来場を見込んだ。

 13日午前8時35分からの開会式で一ノ瀬社長は「出展社、ERG役員や社員の皆さまのおかげで業界屈指の立派な展示会場が出来上がった。当会場での開催は4回目。前回、導線を考慮した会場づくり、イベント館でのミニセミナーを行ったところ、総じて好評をいただいた。秋以降、春の大見本市までの準備期間は4か月と短いことから、大幅なリニューアルはできないが、今回は『商談を成功させる』ための工夫を2点取り入れた」。

 「まず1点目は、各ブース社員の服装。販売店が極力たくさんの商品を手に取り、気軽に商品説明を受けるには、まずは入りやすいブースである必要がある。『堅苦しいブースには立ち寄りにくい』との声もあり、私から出展社に背広軍団にならないようにとお願いしたところ、多くの出展社にご理解いただき、シャツやエプロン・ジャンバーといった協力をいただき、感謝する。心理的なものかもしれないが、売場としてのブースイメージがさらに向上し、売上も上がると期待している。我々幹部も服装のことで後ろ指を指されないよう、また雰囲気を盛り上げるためとして、急遽揃いの法被を作った」。

 「2点目の工夫はエコールおすすめPOP。これまで1種類だったのを3種類に分け、おすすめ理由が伝わるPOPに変え、見やすくわかり易くした。ブースに入ってもらい、出展社の優れた商品をより見やすくわかり易くすることが、今回のテーマである『お宝商材発掘』につながる。出展社とエコールがしっかりタッグを組み、商談を成功させたい。今回、1840社2470店のべ4050人の来場を見込む。この2日間、来場者が満足されるよう従事される皆さまのお力添えをお願いします」と結んだ。

 続いて、エコール・ステイショナーズ・チェーン坂本匡蔵理事長と、仕入先で構成するエコール賛助会を代表してゼブラ石川真一社長が祝辞を述べ、西康宏見本市実行委員長(岡山エコール社長)の発声で来賓代表がテープカットしてスタートした。

 会場では「驚き・喜び・新発見!お宝商材、大発掘!」をメインテーマに、141社が出展。イワコーが新規出展した。

 受付会場の2階に設置されたイベント館は、「商売の原点を見つめ直し、新たな未来へ飛びだそう!」をテーマに、ERGの情報発信ブースと位置付け。ショートセミナーでは、ゼブラ石川社長、ショウワノート片岸社長、文具王の高畑正幸氏など、講師7人が2日間にわたり、店頭の活性化に直接つながる具体的なテーマで繰り広げた。

 また店舗提案ゾーンでは、什器提案、アクセスノートブックポケット、加工工房、名入れ別製、入店・購買カウント分析システム、POSレジ、エコール新学期チラシを用意。また防災、セキュリティ対策、プリンター比較、プリント用紙実演&体験、オフィスソリューションの各コーナーも設けられ、グループの総合力を漏らすことなく発揮した。

 午前11時30分からの記者会見には一ノ瀬社長、西実行委員長と東京エコール政木社長、長谷川会長らが出席、見本市の詳細が語られた。西委員長は「イベント館では、今回も商品以外にも持ち帰ってもらうという意図でショートセミナーを開催。次回以降も、事務機系販売店の文具ブースへの取り込みなど、常
に進化させていく」と話した。

 恒例のワークショップは、前日12日にAコースとして、商業施設視察「活力ある『地域密着店』と『横浜の最先端店舗』を視察する」(鶴見市場商店街、横浜駅西口店舗、グランデュオ蒲田を視察。マルハチ八木幹雄社長講演)に51人、13日は経営者セミナー「価値創造にこだわる」(コクヨ黒田英邦社長講演)に132人が、それぞれ参加した。

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