サクラクレパス（西村彦四郎社長）の欧州グループ会社サクラインターナショナルホールディングス(オランダ)は、10月31日、スペインの大手塗料メーカー「チタン社(TITAN S.A.U.)」と専門家向け絵具製造部門「チタン・アーツ(TITAN Arts)」の譲渡契約を締結した。

　「チタン・アーツ(TITAN Arts)」は、1945年からスペインおよびポルトガルで専門家向けの高級絵具を製造・販売しているチタン社の一部門。 所在地はカタルーニャ州バルセロナで、事業内容は専門家画材の製造・販売。

　今回の譲渡によってサクラクレパスグループは、スペインに製造拠点を得るとともに 「チタン・アーツ」ブランドの販売を欧州全域に広げ、高級絵具メーカーとして、欧州市場における地位をより強固なものとする。

　同グループの売上高は347億円(2017年度実績)。