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2018年12月13日

サインペン55周年記念イベント 阿久悠さんも愛用、自宅に200本

サインペンがNASA公式スペースペンとして、宇宙船に乗船したという有名な逸話を披露

愛用者によるトークイベントでは、参加者も巻き込んで場内はサインペン一色に

 ぺんてるは、12月10日18時から、東京・中央区の銀座・伊東屋本店G.Itoya10階で、サインペン誕生55周年を記念したイベント「Pentel Signpen 55th Anniversary in 銀座・伊東屋本店」を開催し、あらためて今も世界中で愛されるロングセラーを語り合うイベントも行われた。

 ぺんてる「サインペン」は、1963年に世界初の携帯用水性ペンとして発売を開始。当時は日本での売り上げも注目も今ひとつだったが、偶然、当時の米国ジョンソン大統領が愛用したことがきっかけとなり、日本より先に米国で人気となる。

 さらにこのニュースを知ったNASA(米国航空宇宙局)も、無重力空間でもインク漏れせず、安定した筆記を実現できるという品質の高さに注目。1965~66年のジェミニ6号・7号に乗船し宇宙を旅したということも話題となり、世界中にその人気が広がった。

 現在では日本を含め世界100以上の国と地域で販売され、世界中で愛され続けている。

 会場では、サインペンの歴史パネルや貴重な資料など55周年を体感してもらえる展示コーナーのほか、阿久悠さんをはじめとする愛用者ゆかりの品々、55周年を記念して季語にちなんで開発された55色限定色サインペンインキや、5組しか製造しない全55色限定サインペンセットも展示された。オリジナルのサインペン制作も行われた。

 また、午後7時からトークセッションが行われ、ぺんてるの田島宏氏からサインペンの歴史やNASAで初めて宇宙に持って行かれたなど、様々なエピソードが紹介され、心から愛する著名ファン3氏が登場。

 日本を代表する作詞家阿久悠さんの長男で、株式会社阿久悠代表の深田太郎氏は「父は仕事の熱量が冷めないうちに、その想いを作曲家に伝えていくことを大切にしていて、手書きでの執筆にこだわっていた。死去後自宅から愛用のサインペン200本が見つかった」と作詞時の愛用秘話を明かした。

 文具ソムリエール菅未里さんは、ピンクを愛用すると話し、「サインペンは100円の価格に対しての喜び度が高い」とサインペンで塗りつぶした作品を披露。

 ひらくPCバックデザイナーとしても知られるブロガー、いしたにまさき氏は「赤のサインペンを好んで使っている。壁に貼った巨大なポスト・イットに書いたり、両手で書くこともある」と独特の使い方を紹介するなど、愛用者ならではのサインペンの魅力や裏話などで盛り上がった。

 55周年記念サイトでは、ぺんてるサインペン愛用者55名のインタビューを見ることができる。
 

【55周年特設サイト】

http://a02.hm-f.jp/cc.php?t=M383739&c=2570&d=0219

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