不況で法人需要などが低迷する中、コクヨは、11月4日午後4時から、東京目白の椿山荘で開催された、第41回コクヨジュウリーメンバーズ(KJM)表彰大会の席上、黒田章裕社長が活力体質へ回復宣言、具体的な戦略、戦術内容を発表した。
黒田社長は2010年を迎えるコクヨをカヌーにたとえ、激流を乗り切って対岸へ渡るエネルギーを出し切るとし、「バーンアワボート(ボートを燃やす=全力燃焼)」と表現した。
具体的には、ステイショナリー部門とファニチャー部門で新たな価値の創出、および価格競争力を持ち、製品ではテープのりのドットライナーで全国シェア1位、現在3位のハサミを1位に、など列挙した。
またベストセラーとなっている遺言書キット、東大生キャンパスノート、大幅プリント貼付けキャンパスノートなども、さらなるシェアアップを目指すとした。
さらに黒田社長は環境への取り組み例として、「エコスク」(小規模コーナーのオフィスサプライセンター(OSC)を全アイテムエコ製品で構成、年間1トンの温室効果ガス削減効果を行うと紹介。
また「MEETIMA」(XVDコミュニケーションシステム=低帯域でも高精細の通信システム)を開発し実施に向けているなど多様な取り組み例を説明した。
KJM表彰大会では、エメラルドコース、ダイアモンドコース両部門とも売上1位は、日興商会(兵庫県尼ケ崎市、藤繩健一社長)だった。
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2009年11月06日
「激流を乗り切る」 コクヨ黒田社長、2010年に向けて活力宣言
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