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2020年07月03日

カシオ、ハンディターミナルに高スペックのフラッグシップモデル

   「IT-G600」はテンキーを備えた

   「IT-G650」フルスクリーンで情報量が増加

 カシオ計算機は、Androidプラットフォームを採用した「ラグドスマートハンディターミナル」の新製品として、「IT-G600/IT-G650」(オープン価格)を7月上旬から順次発売する。Android9を搭載、カシオ業務端末の運用ノウハウを生かし開発した。

 同製品は、大画面と優れた操作性を両立したほか、高性能CPUや大容量メモリを搭載し、業務アプリケーションを快適に動作できる。

 7月1日の説明会で、同社営業本部システム企画推進部の田代雅士部長は、「当社は36年を迎えたハンディターミナル(HT)事業の歴史を持つ。Windows OSから、Android OSに軸足を移し、顧客と共にマーケットの今を追求していきたい」と話した。

 具体的には、3つの視点から、カシオが培ってきたHT展開のノウハウを、Androidに取り込む。

 3つの視点とはスペック、カシオらしさ、新しい考え。

 「スペック」では、大画面、高速CPUと大容量メモリ、テンキー搭載モデルを具現化。「カシオらしさ」では、タフネスとスタイリッシュ、持ちやすさと高い操作性、長期保存と長期保守を実現。

 また「新しい考え」として、拡張性、共通オプション化、導入支援ツールの拡充を実現した。

 テンキーを備えた「IT-G600」とフルスクリーンの「IT-G650」は、同社がハンディターミナル開発において培ってきた提案・導入・販売・課題解決におけるノウハウを生かして開発されたフラッグシップモデル。

 キッティングや運用管理、修理対応など、幅広い業務課題の解決に必要な各種ツールを搭載し、Androidを通じて多くのパートナーソフトウェアを活用できる。

 スキャナの角度は25度と60度を選ぶことができ、バーコードが密集している環境でも、狙ったバーコードを1発スキャンできる。

 また、軍手や手袋をしたままで操作可能。ブルーライト対応で、夜間や暗い場所でも目に優しい。

 また別途、背面に搭載した拡張インターフェイスにより、特定の業務に特化したデバイスを装着し、機能追加を図ることが可能。

 拡張インターフェースの一例として、サーモカメラを追加することで、商品管理、設備管理のほか、従業員の体温を測ることでの体調管理の用途にも使うことができる。

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