北海道と青森県一円を商圏に持つ広域複合商社、大丸藤井(札幌市、藤井敬一社長)春の商談会が、1月21日~22日、札幌市中央区のロイトン札幌3階ロイトンホールで催され、557社1075名が来場した。
21日午後1時からの開会式で、藤井社長は「低迷が続く北海道経済は、強力に景気回復へ牽引する機関車が見当たらない。日銀が3か月ごとにまとめた『地域経済報告』では、全国9地域で東海など4地域が景気の上方修正を行ったが、北海道、東北、四国は弱含みと判断された。来年度の公共事業費も18.3%削減となる。だが我々はなんとしても顧客のため役立つ存在であらねばならない。低価格の訴求は限界がある。いまこそ知恵を絞ってお客様に役立つ提案と実行に打ち込もう」と、挨拶した。
続いてショウワノート片岸茂社長が出展124社を代表して、「家電、衣料、食品業界が流通崩壊の危機に瀕している。だが、旭川・旭山動物園のようにお客様へ楽しみの工夫で復活した例から、付加価値を高めるアイデアはあるはずだ」と述べ、販売店ゲストのデュプロ万博・飯島慶治社長を交えテープカットで開会した。
3300平方メートルの広い展示会場では、メインゲートに大きく「cost down ↓でvalue up↑」を掲げ、正面を入って両翼に企画提案コーナーをレイアウトした。
大丸藤井社員が選ぶ2010年注目のお薦め商品(10点)に対して、来場客が1人3票で気に入ったものにカラーシールを貼る「Kore*colle(コレコレ)」、オフィス機器メーカーによる「大丸ism-コストダウン+α」、「特価商材コーナー」などをまずアピール、続いて「『if』を叶える文具活用術」では受験(学習ノート、合格祈願商品)、屋外(アウトドア関連、闘う文具)、旅行(思い出、作り、記録、旅先コレクション)など、各シーンで必要なツール類を展示、来場販売店へ具体的な提案を行った。
2010年新春新製品コーナーでは、リアライズの「シンブンクリップ」が1位に選ばれた。
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2010年01月29日
コスト削減提案と付加価値を創造 大丸藤井が春の商談会
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