店頭向け提案型文具卸、エムディーエス(鷲見孝社長)の「2010オータムMDSフェア」が、10月20日午前9時30分から午後5時まで、台東区の都立産業貿易センター台東館で行われ、半歩先をゆく提案コーナーが人気を集めた。出展社は約110社(新規6社)。
開会直後から全国からバイヤー、販売店などが次々に来場し、600名が来場する予定。社長就任後初の見本市となる鷲見社長は「朝一番から高いテンションを維持し、来場者に今日1日は良かったなという見本市にして欲しい」と朝礼であいさつした。
同社見本市のポイントの一つが、中央にスペースをとった提案コーナー。
同社商品部企画課の岩切泰氏は、「MDS提案コーナーでは、メーカーとのコラボ企画『Design ST』として、筆記具、ノートなど5つのカテゴリー毎のデザイン系ステーショナリーを集積した。また『Motif ST』では、街やエッフェル塔など5つのモチーフを題材にしたステーショナリーを揃えた。単なる展示ではなく、各店売場で展開してもらえるよう、装飾費用もローコストを意識して予算を組み、実際の売場作りと同じ意識で展開している」と説明した。
さらに柱の六角面では、アンティークチック(古きよき時代の味のある文具)、最新デジタル文具、いろいろまなぶんぐ(知育文具をカテゴリー毎に展開)、mini clocks(デスクトップ用等、小さな置型時計)、ニャンだらけ(かわいいネコの商品)、phone+(携帯電話やiPhoneなどのアクセサリー)の6つのエンド提案を行なった。
また年明けの売場展開として、桜柄商品を展開した「サクラ・春の息吹」や輸入ブランドの「CIAK」、「3L Griffit」、同社オリジナルステーショナリーも紹介した。
鷲見社長は、午前9時からのメーカー朝礼で、「9月から社長に就任した。本日の見本市に参加しているMDS社員、メーカー各社は全体として仲間であり、迷っている方がいたら1人1人が率先して、当見本市に来て良かったと、おもてなしの精神で接客にあたって欲しい。また、真ん中の販促レイアウトは趣向を凝らしている。ぜひお客様に自店に持ち帰れるよう促進していきたい」と述べた。
同社は11月10日札幌コンベンションセンターでもオータムフェアを行い、60社が出展する予定。
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2010年10月20日
トレンドの半歩先をゆく提案に来場者釘付け エムディーエスフェア
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