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コクヨS&T、インドに進出 文具メーカーを買収 アジア強化鮮明に

2011年06月01日

買収について説明する黒田社長(左がコクヨS&T森川社長、右がコクヨS&T小林氏)

 コクヨ(黒田章裕社長)は、5月30日、連結子会社のコクヨS&T(森川卓也社長)が、インドの大手文具・画材メーカーであるCamlin Limited(カムリン社、ムンバイ市)の過半数以上の株式を取得する契約をカムリン社及び同社の株主との間で締結した。

 6月1日夕、同社品川オフィスで記者向け説明会が行われ、黒田社長は「当社グループは、国内・海外を両輪とした持続的成長を目指している。その中で、中国でオフィス通販事業を始め、ベトナムではファイル生産から始まり、同国市場での生産・販売一貫体制を構築した。さらにインド、中国やアセアン諸国などの市場調査の中で、カムリン社とは昨年来ノート販売において業務提携を開始しており、相互に企業文化なども理解した上での友好的な買収で合意した」と説明した。

 今後は、コクヨS&Tとカムリン社による共同事業という位置づけで、急成長するインド・ステーショナリー市場で、双方の強みを最大限生かし事業を加速度的に拡大していくことに関して互いの意向が合致し、今年9月にもスタートする。

 カムリン社は、主に学童向け文具、画材、事務用品などを製造。年商は約60億円だが、日本の貨幣価値に換算すると250億円規模で、インド国内に広く知られている創業80年の老舗メーカー。インド国内約30万店の販売店と取引を行っており、半数の15万社と直接取引を行うなど、強力な流通ルートを築いている。

 コクヨS&T森川社長は、インド市場について「大資本の複合企業や製紙企業などが市場に参入しており、競合状況は非常に厳しい。その中でカムリン社は、13カテゴリーでブランド1位、14カテゴリーで2位を確保している。さらなる成長のためにも、ファイルやノートなどのラインナップ拡充が必要で、今回の買収で事業拡大に繋げたい」と話した。

 コクヨS&Tからは7月にも常勤取締役3名を含む5名をインドに派遣する予定だが、新生カムリン社においても、同社創業家は引き続き13.34%相当の株式を保有し、創業家の取締役2名は引き続きコクヨS&Tと共同で事業発展に貢献していく。

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