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2011年08月04日

エムディーエス好調、売上10%増 今期91億5000万円を見込む

好調な業績を発表する鷲見社長(8月3日竹芝)

メーカー、金融機関などが出席(8月3日竹芝)

 文具卸、エムディーエス(東京都墨田区、鷲見孝社長)は、8月3日午後5時から、東京竹芝のホテルインターコンチネンタル東京ベイで、業績報告会を行い、東日本大震災の発生にも関わらず、2011年6月期(13期)売上高を10%伸長させた。

 同社は、店頭向けのパーソナル文具に特化した問屋。景気の低迷で、企業向け事務用品が伸び悩む中で、個人向け市場はすそ野が広がっており、業績も好調だった。

 鷲見社長は「売上高が順調に推移しており、前々期が80億8000万円、前期が88億8600万円と10%増となった。前期利益は8500万円だった。好調の背景は、全国展開する取引先の新規出店や地方企業の出店増などで、3月の落ち込みを埋めた。利益面では、アンテナ店舗の出店増加や小売POSなどの投資で減少となったが、来期はV字回復すると思う」と前期業績を振り返った。

 今期については「MD提案のできる問屋業を核に、さらに深堀りしながら進化し、自社ブランドや小売情報も充実させたトレーディングカンパニーに変化したい」と語り、経営方針では「今期は『進化するMDS en marche』をスローガンに、現状の課題を5年後、10年後にどうしたいかを意識し、ゴールを皆で共有していきたい。売上高は91億5000万円を見込む」と100億円企業を射程距離に入れた。

 そのための施策としては、メーカーから人材受け入れを行うほか、重要度が増す関西支店、同商品センターの拡充移転と千住商品センターの再設計による機能拡充も目論む。

 さらに同社は、前期から進めていた海外プロジェクトを具現化する形で、7月30日、香港にライフスタイル店舗1号店「QIPS」を出店し、こちらもアジア市場をメインに出店数を増やしていく。

 その後、立ち上げから代表取締役を務めるなど、同社の礎を築いた牧教明氏が退任挨拶を行い、各部の責任者紹介と続き、2部の懇親会に移行した。

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