コクヨグループのコクヨS&T(森川卓也社長)は、中国でのステーショナリー事業を強化するために2012年夏頃の稼動予定で上海市奉賢区にノート工場を建設する。
中国では現在、流通三段階が明確で、その中でも広い国土を背景としてエリア単位の卸の位置づけが高くなっている。
コクヨS&Tは、すでに40社を超える大手有力卸と取引を開始しており、2010年には日本からの生産輸出によりノート約200万冊の販売実績を上げた。
そのため、今後ますます販売量の増加が見込まれると判断し、中国に生産拠点を作ることで本格的に中国市場に参入することを決定した。
新工場は、現在上海・北京においてオフィス通販事業「Easy buy」を展開している国誉商業(上海)有限公司の上海工場(仮)として運営する予定であり、中国において製造事業を行うために必要なライセンスは、既に上海市当局から申請・認可されている。
今後は、今回の新工場設立による生産機能面からの中国内のバリューチェーン強化に加えて、中国向けの商品の開発や、アジアで構築したバリューチェーン上の商品の販売を強化することで、ますます成長が見込まれる中国市場で、スピードを上げてステーショナリー事業を展開していく構えだ。
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2011年08月05日
コクヨS&T、上海市にノート工場 中国でのステーショナリー事業強化
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