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ターゲットは高級品市場 今秋ドイツで見本市 日系文具メーカーも出展

2018年12月20日

会場の様子

クリエイティビティを感じさせたスタビロのブース

■流通バイヤーとの商談重視

 ドイツの筆記具とオフィス用品メーカーの要望に応えて始まった第4回「インサイツX」が、2018年10月4日~6日、ニュルンベルク・エキシビション・センター(ホール1・2)で開催した。主催したのは、世界一のトイショーを行うシュピールヴァーレンメッセ。 

 第4回の出展は世界39か国のハイエンド文具メーカー311社が2万6500㎡の会場に最新製品を展示した。3日間の会期中、192か国から5512名のバイヤーがエントリーした。

 世界最大級の見本市ペーパーワールド(メッセフランクフルト)には規模(会場規模60万㎡)でかなわないが、出展展示する筆記具などの文具、オフィス用品のグレードを高級品に絞り訴求した。

 主催者のエルンスト・キック社長によると、「スタートはドイツ、イタリア、スイスなどドイツ語圏を対象に仕入の機会を企画したが、多くのメーカーから世界を相手にして、という要望が強かった」という。

 そこで、基本コンセプトは変えずに、対象を広げた。特にドイツの大手筆記具メーカーは、ニュルンベルクに集結している。ステッドラー、ファーバーカステル、スタビロは創業や本拠の地。その後押しで、インサイツXが開催された。

 また、フランクフルトのペーパーワールドはよく知られているが、文具店の多くは秋の開催希望が多いため、会期を10月にしたと説明した。

 一般よりも、直接販売に関わる流通バイヤーを主眼とした商談重視に、日本のメーカーも期待を寄せ、パイロット、ぺんてる、マックス、シヤチハタ、三菱鉛筆、プラチナ万年筆などが直接のほか、現地法人や地域総代理店を窓口に最新製品を展示した。


■2019年は10月9日~12日にニュルンベルクで開催


 また文具業界でOEMなど手がけているエポックケミカル、イワコーなどファンシー雑貨系メーカーと、ペンタブレットで圧倒的な世界シェアを持つワコムも出展した。見本市規模としてはローカルだが、出展企業と世界ブランド、展示内容は業界トップ級の内容といえる。

 会場で陣頭指揮を執っていたプラチナ万年筆の竹内成治副社長に尋ねたところ、当初の予想を超える商談ができ、新規取り扱いを希望する販売店が多いという返事だった。

 各国の文具系プレス200名が取材に訪れ、会期初日の10月4日午前にプレスコンファレンス、夕刻からは出展社、有力バイヤーと媒体関係者ら一堂に集めたディナーが催され、文具オフィス、情報技術の分野に進出した国際見本市のアピールに懸命な主催者の思惑がにじんで見えた。

 2019年は10月9日~12日に、ニュルンベルクで開催が予定されている。日本の市場が縮小する中で、見本市傾向を把握し、海外販路に生き残りを見出すアクションが急務となっている。



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在日ドイツ商工会議所内日本代表部(乾美帆代表)
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