リコー(近藤史朗社長)は、12月3日～11日に東京ビックサイトで一般公開される、第42回東京モーターショーで、専用紙にカラーペンで描いた車の絵をデジタルデータとして取り込み、他の人が描いた絵と共にレースができるアプリケーションソフト｢紙レーサー｣をリコーブース内で出展する。

　出展する｢紙レーサー｣は、専用紙に自分が描いた車の絵が画面上で動く新感覚の体験型エンターテインメント。

　読み取った車の絵の色分布や線、面の形状といった画像の特徴を抽出･分析し、独自のアルゴリズムによって、速度や加速力、グリップ力など車の性能が決まる仕組み。

　これにより、他の人が描いた車と対戦して速さを競うことができる。

　同アプリには、リコーがオフィス分野で培った帳票処理、OCR、類似画像検索等の画像処理技術、画像解析技術が応用されている。

　東京モーターショーへの出展を皮切りに、同アプリを搭載した専用機のテストマーケティングを自動車ディーラーや各種イベント会場など向けに開始する。