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2011年12月21日

セーラー万年筆 一般ユーザー向けにエリア線量計を発売

病院、工場、オフィスや学校など人が集まるエリア、また除染地域の安全監視モニタとして(表示用PCは別売)

 セーラー万年筆(中島義雄社長)は、震災後に発売し、好評を博した日立アロカメディカルの個人線量計「PDM-122マイ・ドーズ・ミニ」販売に続き、エリア線量計(オープン価格)を発売する。

 エリア線量計は、学校や工場、オフィス、公園、また除染作業など、広い空間での放射線量率を計測するもので、原発からの風向きや風力で刻々と変化する屋内外の放射線量率を計測し、またその空間の放射線の積算量のモニタリングを行う計測装置。

 「RIEエリアモニター MFDM-101」は、アール・アイ・イー(東京)と日立アロカメディカルの共同開発製品で、ワイヤレスで線量率データをパソコンなどに飛ばす設計。ユーザーは現場から離れた安全な場所からエリア線量率の計測や表示、データ取り込みができる。

 この計測装置は全天候型の防水・防塵BOXに入った据置型で、屋外設置も可能。また内臓バッテリーだけで24時間の連続使用で約400日間の連続使用が可能のため、工場、オフィスや校庭など、積算量が気になる場所も監視することができる。

 この製品を数年前から共同開発してきた日立アロカメディカルおよびアール・アイ・イーは、それぞれの技術の強みを活かして高精度、高品質のエリア線量計計測装置の製品化に成功した。

 発売時点の平成23年12月現在の生産能力は月産1,000台。海外からの引き合いも増えているため、来夏までに生産能力を増強する計画だ。

 基本構成はエリアモニター本体およびUSBドングル型受信のセット。表示用のPCは付属しないため、ユーザーは自分が使っているパソコンを使って表示やデータ蓄積を行う。

 セーラーは、販売取次店としてこのエリア線量計を全国の一般ユーザー市場に販売する。また、すでに販売中の個人向け線量計も継続販売し、学校や集合団地、病院など、個人向け線量計とエリア線量計の両方が必要な人々のニーズに応える計画で、学校や事業所向けに月間200台程度の販売を見込む。

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