パイロットコーポレーション（渡辺広基社長）は、9月12日～13日の2日間、東京中央区日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで「パイロットオータムコレクション2012」を開催、東京では東日本の文具流通業界関係者2368名（目標2200名）が来場。9月25日～26日は同社関西支社で952名（目標800名）が来場し、合計3320名（目標3000名）を動員した。

　12日の東京会場は午前10時の開会前から開場を待つ招待客で混み始め、来場客は期待感を持ちながら順路に沿って、パイロットの新製品や最新提案を見て、触れて、説明員と話し込む光景が各所で見られた。

　テーマは「Dear Future　一歩先へ」とし、新商品や販売展開の提案を行なった。

　ブース構成は、高級筆記具、低価格筆記具、文具、販促、広告の各コーナーで展開。

　今回は、人気の「フリクションボール」に新製品として、スリムボディの超極細タイプ「フリクションボール　スリム　038」をラインナップ。低価格に設定することで、フリクションボールの若い層への拡大需要を図る。

　また、ゲルインキボールペン市場のシェア拡大を図るべく、新タイプのノック式ゲルインキボールペン「ジュース」を投入。カラーペンのヘビーユーザーである女子中高生をメインターゲットとし、幅広いラインナップを一堂に揃えることで、市場の話題性を高め、ブランドスイッチを狙う。

　筆記具の新ブランド「コクーン」は、万年筆を中心にボールペン、シャープペンを同時発売。リーズナブルな価格でありながら、本格的な仕様で、これまで万年筆を持ったことがない20～30代の若い世代をメインターゲットに展開する。

　「NAMIKI」ブランドでは、限定蒔絵万年筆「流鏑馬(やぶさめ)」、ユカリロワイヤルコレクション「桃と鸚鵡(おうむ)」、エンペラーコレクション「麒麟」の3品を紹介し、順次発売する。
　
　この他、革小物、紙製品、シリーズ文具、アートシリーズや名入れ提案や売場提案の販促コーナー、企業広告とテレビCMなども紹介した。