パイロットコーポレーション（渡辺広基社長）は、創業95周年記念企画展「土井宏之展　ペン＆アート」（入場無料）を10月7日から12月20日まで、同社ビル2階のペン・ステーション ミュージアム（東京都・京橋）で開催する。

　同展は、海外で活躍している土井氏の作品を日本で公開する初の展示会。「魂」、「輪廻回生」、「宇宙」、「人間の対話」、「生きとし生けるものの共生」、「平和」などをテーマとしたファインアートは、「その緻密なドローイングは見るものを魅了し、目を離すことができないほど美しい」とニューヨークタイムスのロベルタスミス氏に高く評価された。2011年には、東日本大震災に哀悼の意を込め、「地球への希望（Hope for the Earth）」という作品も描いている。

　今回の展示作品は、同社のドローイングペン（油性・黒）を用い、小津和紙（東京都中央区）の手漉き和紙に無数の小さな丸を描いてイメージを創り上げた、Hiroyuki Doiの世界観を表現した大小の新しい作品。展示作品のほとんどが日本初公開であり、ファインアートの新たな視点を知ることができる。