パイロットコーポレーション（渡辺広基社長）は、9月11日～12日の2日間、東京中央区日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで「パイロットオータムコレクション2013」を開催、東京では東日本の文具流通業界関係者2100名（目標2200名）、9月18日～19日は同社関西支社で973名（目標800名）の合計3073名（目標3000名）が来場した。

　11日の東京会場は午前10時の開会直後から来場する招待客で混み始め、前に進めない状況。至る所で試し書きを勧められ、書き心地を体感した他、カリグラフィーの体験コーナーも設けられた。

　テーマは「いつもそばに、いつも前に。」とし、新商品や販売展開の提案を行なった。

　ブース構成は、高級筆記具、低価格筆記具、文具、トナーカートリッジリサイクルサービス、販促の各コーナーに加えて、創立95周年の歩みを入り口で紹介し、企業広告も展示した。

　万年筆では、幅広い世代で気軽に使える低価格の新カテゴリー万年筆「kakuno（カクノ）」を紹介。同社創立95周年記念の蒔絵万年筆「昇り龍」と「龍」、キャップレス万年筆誕生50周年記念の「キャップレス楓」、カスタムの木シリーズの新ブランド「槐（えんじゅ）」など、バラエティに富んだ内容で紹介し、話題喚起と幅広い層での需要開拓を図る。

　ボールペンでは、新たなターゲットを拡大するために滑らかな書き味のアクロインキを搭載した「アクロボール　カラー」、「アクロボールLシリーズ」、「ドクターグリップ4+1」を発表。またフリクションボールシリーズに新アイテムとして、ビジネスシーンにフィットする2色ボールペン「フリク
ションボール2 ビズ」をラインナップ。消せる蛍光ペンとして利便性の高い「フリクションライト」にソフトカラーを投入した。

　また菓子メーカー・ブルボンの「プチ」シリーズのオリジナルキャラクター「プチクマ」を使った消費者キャンペーン「『プチクマ』コラボ第1弾　アクロインキ×プチクマ『書いて当てよう！試筆ラリーキャンペーン』」も会場内で紹介した。