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きっかけは大河ドラマ 「日本最古の算盤」として判定 雲州堂所蔵品

2014年09月29日

日本最古の算盤

学会会員を中心に約25名で長時間の検討が行われた

 サクラクレパスのグループ会社、雲州堂(大阪市、日野和輝社長)が所蔵する算盤が、日本最古の算盤として判定を受け、お墨付きをもらった。

 品名は「四兵衛重勝拝領算盤」。日本最古である可能性が高いとされてきた算盤で、8月31日に珠算史研究学会から、正しい由来のある「日本最古の算盤」として判定を受けた

 もともとは、戦国最強の軍師・黒田官兵衛を支えた24人の部下、「黒田二十四騎」の1人である「久野四兵衛重勝」が、町割りの名人としての手腕に対し豊臣秀吉から授かった。

 戦後、雲州堂先代である日野国輝氏が入手したが、その類いまれな構造や精緻な仕上げにより、産地や年代の判別できない幻の算盤として珠算史の系譜から外れていた。

 ところが、今年、NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」放送による黒田二十四騎展を開催した福岡市博物館の協力により、黒田家文書ならびに久野家文書の中に「秀吉公から授かった算盤」という記載が発見された。

 これをうけて東京都足立区で開催された「珠算史研究学会」で、学会会員を中心に約25名で長時間の検討が行われ、最古の算盤と判定された。判定理由として、

(1)久野家所蔵「諸覚(しょおぼえ)」、福岡県立図書館所蔵「御宝器控」の2つの文献に久野四兵衛重勝が秀吉から算盤を拝領した記録が残っていたため。

(2)筑紫女学園高等学校所蔵の文献「黒田二十四騎伝 二」に
久野四兵衛重勝の町割りの手腕に対し豊臣秀吉から算盤を授かった記録が残っていたため。

(3)算盤、算盤収納箱の形態が実用品としてではなく、芸術品としての特長を持っており、大切に保管されていたことが
うかがえるため。

 我が国最古の算盤は「前田利家が1592年の文禄の役で使用した前田家の算盤」とされてきたが、今回の発見により「歴史を塗り替える可能性が高い」と専門家からも大変な注目を集めている。

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