コクヨ(黒田章裕社長)が、2014年4月14日~6月30日まで募集した、「コクヨデザインアワード2014」受賞作品の発表・表彰式と審査員によるトークショーが、10月29日午後5時10分から、港区の東京ショールーム・コクヨホールで行われた。
合計1442作品(国内1144点、海外298点)の中から、すべてが透明のはさみという「すける はさみ」(荻下直樹氏・大石紘一郎氏)がグランプリを受賞し、賞金200万円と表彰状が黒田社長から贈られた。前回の応募1217作品から大幅に増加した。
黒田社長は「アワードの狙いは、このプロセスを通じて日本のデザイン力の向上に寄与することで、ひいては良い商品を創ることにある。今回は海外からの応募が増加した。本日の審査では13組からプレゼンをしてもらい、熱い想いと完成度の高いものが伝えられていたと思う。商品や顧客の期待値が上がっていく中で、コクヨ製品も時代にあった役立ちに変えていこうと、当社社員も賞外ではあるがプレゼンに参加した」と挨拶した。
今回は、グランプリ1作品、優秀賞4作品の計5作品を決定した。
同アワードは、顧客起点でのモノづくりをより強化することを目的に、2002年にスタートして今年で12回目。
今回の募集テーマは「NEXT QUALITY(ネクスト クオリティ)」。利便性だけでなく、気持ちを動かし、心をくすぐる商品。遊び心があってニヤリとさせる、ユーモアにあふれる商品。ハッと目を奪う美しさ、繊細さを備えた商品など、新たな価値を発信するデザインを募集した。募集対象はステーショナリーとファニチャー。
審査委員は、川島蓉子(伊藤忠ファッションシステム ifs 未来研究所所長)、佐藤可士和(SAMURAI 代表/アートディレクター・クリエイティブディレクター)、田川欣哉(takram design engineering 代表/デザインエンジニア)、鈴木康広(アーティスト)の4氏と、コクヨ黒田社長で審査した。
表彰式の後、審査員らによる講評を含めたトークショーが行われた。
●グランプリ(1作品 賞金200万円)
「すける はさみ」(はさみ、荻下直樹氏・大石紘一郎氏)
●優秀賞(4作品 賞金各50万円)
「永円定規」(定規、川口真那子氏)
「まるけずり」(鉛筆削り、河本匠真氏)
「本当の定規」(定規、坂井浩秋氏)
「まとめやすいノート」(ノート、西居洋毅氏)
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2014年10月30日
すべてが透明のはさみがグランプリ コクヨデザインアワード2014表彰式
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