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2015年07月07日

シヤチハタ、新スタンプサービス事業を本格展開 スタンプ自販機発表

常識を覆す新サービス“スタンプ自販機”「OSMO(オスモ)」

100周年に向けて新たな企業理念『明日の「便利」「楽しさ」「安心・安全」を世界へ』を制定

 シヤチハタ(舟橋正剛社長)は、7月6日都内で事業戦略発表会を開き、ビジネスの新たな柱として、どこでもオリジナルスタンプが作れる新サービス「OSMO(オスモ)」の提供を、2016年初頭から開始すると発表した。8日から開幕するISOT2015に出展する。

 「OSMO」は、お客様がその場で“つくるプロセス”を楽しみながら、“ホビー&クラフトのオリジナルスタンプ”を作製できる、画期的なスタンプシステム。約1分で浸透印スタンプを製造できるシヤチハタ独自の印面加工技術を活用した。

 直感的なタッチパネル操作で、簡単・スピーディーにオリジナルスタンプを作製することができる。オリジナルデザインの枠やフォント、マークなどでデザインできるので、設置場所のニーズやターゲットに合わせた装飾スタイルの最適化が可能。

 また、通信を利用して遠隔操作でソフトを更新できる仕組みを取り入れたことで、設置場所・季節・ターゲットに合わせたタイムリーなデザインアップデートも可能。

 設置場所は、テーマパークや美術館、水族館・動物園やサービスエリアなど、より人々の生活シーンに密着した様々なエリアを想定する。

 更に、2020年の東京オリンピックも視野に入れ、多言語対応により外国人観光客の方などにも利用してもらうプラットフォームを目指す。

 この「スタンプの魅力を維持し、発信し続ける仕組み」と、「様々な生活シーンに密着した場所への設置」を実現することで、スタンプ需要をより活性化させ、ホルダーなどのサプライ品で収益の柱を作る新たなビジネスモデルとして、初年度で全国100カ所の採用を目標に展開していく。

 シヤチハタは、筐体を20万円から販売し、レンタルも行う。浸透印スタンプの料金は500円からを想定する。

 同社は合わせて、今年、創業90周年の節目を迎え、100年企業に向けた事業戦略を発表した。

 舟橋社長は、プレゼンテーションで「当社はこれまで主にオフィスユーザーに生産性を高める、機能的で利便性の高い、文具・印章商材を提供してきた。ビジネス浸透印の市場シェアは90%以上。100周年を目指すに当たり、ビジネスのシヤチハタからより生活に密着して愛される、社会に必要とされる企業になろうと考えた。成長するためには、既存商品で提供する便利をさらに進化させ、安心・安全を拡大させ、さらにはわくわくさせるものを創造する必要があると考え、本年度、新たな企業理念『明日の「便利」「楽しさ」「安心・安全」を世界へ』を打ち出し、世界のお客様に提供していきたい」と説明した。

 具体的な売上計画として、100周年の2024年に国内売上を2015年の129億円から、60%増の207億円まで引き上げる。内訳は、コア事業の文具・印判・筆記具事業で157億円のほか、セキュリティ・素材事業で22億円、新スタンプサービス事業で28億円を見込む。

 その中で、「OSMO」は、新スタンプサービス事業のホビー&クラフトの新スタンプサービスとして位置づけし、初年度1億円の売上を目標にし、2024年には20億円を目指す。

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