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2009年02月20日

来場者減ながら活況 ペーパーワールド2009

ペーパーワールドで商談の様子

筆記具大国ドイツのため、新製品が多数披露された。

 世界最大を謳うステーショナリーの専門見本市「ペーパーワールド」が1月31日~2月3日、ドイツ・フランクフルトで催された。08年後半からの世界同時不況に直面、出展と来場バイヤーの減少が懸念されたが、結果は微減だった。

 主催者発表によると、総来場者数は、前年比18.1%減の4万8981名(前回は5万9835名)、ドイツ国内からは2万1810名(同2万4769名)、ドイツ以外2万7171名(同3万5066名)。国別ではトップがドイツ、以下フランス、オランダ、スイス、イギリスとなり、日本からは423名だった。

 今年主要なテーマとなったのは、サステナビリティとエコロジー。例えば、ギフトラッピングやナプキン、梱包材といった従来のセグメントに留まらず、オフィスサプライにおいても再生素材が利用されるようになってきた。水性インク、FSC認証木材から製造された色鉛筆などのエコアイテムも登場した。

 トレンドカラーは、様々な文具において、グリーンやオレンジといった色とブラックの組み合わせなどインパクトのある色彩が目立っていた。その一方で、イエロー、そして赤、ライラック、ピンクなどの明るい色彩も多く見られ、華やかさを添えていた。

 ペーパーアイテム分野で人気が高かった装飾柄はグラフィックあるいはフラワーモチーフで、特にメタリックな要素を取り入れるのがトレンドなようだ。従来のようなはっきりした色調のパターンではなく、シルバー、ブラック、ホワイト、ベージュ系といったシンプルな色調によるさりげないフラワーモチーフが多く見られた。 

 また、筆記具分野では、右利き用とは左右対象の並び順にした左利き用の色鉛筆がお目見えした。

 出展社数は60か国から2054社、ドイツ448社、国外1606社、中国は318社、台湾152社、日本からは31社が出展した。

 出展したある紙製品メーカー社長によると、今回会場パビリオン設置数が減少し、また中国、台湾のアジア勢の出展キャンセルで10号館は1フロアが丸ごと空いてしまっていた、と話していた。

 同時開催のビューティワールド、クリスマスワールド、ヘヤ&ビューティワールドの4イベントの合計来場者は10万497名と、来場10万名の大台は確保した。

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