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2015年07月17日

台風影響、来場者数5%減もマイナンバーへ熱い期待 夏の文紙フェア

アスカはマイナンバー制度に向けてシュレッダーを提案

コレクトも展示で告知

 今秋から年末年始商戦を見据えた文具の展示会「第8回 2015夏の文紙フェア」が、7月15日~16日、東京浅草橋の共和フォーラム1階~4階で行われ、初日午前9時から来場者が続々と詰めかけ、秋以降の商戦や来年から始まるマイナンバー制度への需要も期待された。

 主催はステーショナリー情報委員会(高橋和久代表幹事)。「新しさの創造」をテーマに、計42社が出展し各社の新製品が出品された。エスディアイジャパンが新規出展した。

 初日午前8時40分からの開会式で高橋表幹事は「夏の文紙フェアは8回目で、春夏合わせると20回目の区切り。出展各社個々の時間を足せば、非常に多くの時間をかけて臨む。ぜひこの時間を有意義に使って、お客様も出展社も互いが数字が上がるようにしていきたい」と挨拶した。

 同展示会は、午前9時~午後6時(16日は午後5時まで)で開催。スタンプラリーや高級自転車などが当たるはずれクジ無しのお楽しみ抽選会、インターネットによる事前来場受付で来場お礼2倍贈呈、ヤマト宅急便無料などの付帯サービスを行なった。

 客層では、量販バイヤーが目立ったほか、文具卸、販売店、業態チェーンなどが来場した。また文具ユニオン、東事協、大東京文具チェーン、のれん会の小売4団体に開催案内を行ったことで、都内及び首都圏の文具店も来場した。

 初日は梅雨の中休み、都内は最高気温33.2度の猛暑。2日目は台風11号の影響で雨の予報。初日は前年を大きく上回る538名(前年同期比114%)が来場したが、天候要因もあり2日目は409人(同78%)で、2日間で947人(同95%)、昨年比45名減だった。

 初日は、翌日の天気予報の影響か、開会から多数の客が来場し、早速に会場で活発な商談がスタート。初日は18時まで開催し、午前、午後から夕方迄と切れ目なく客が来場し、夏の文紙フェア、単日での来場客としては8回目で最高の数となった。

 今回は新企画として、「INBOUND商品コーナー」を設置。アジアを中心に国内で消費を底上げしている観光客向け商品を提案、来場者も店頭活性化を意識して商品確認を行っていた。

 恒例企画の「アウトレットセール」は、各出展社フロアで展開したが、来場者の反応は鈍く、関心は新製品、新企画へ強く寄せられており、厳しい視線で商品確認をする来場者が多く、小間で活発な商談が行われた。

 2日目は、天気予報のとおりの雨で午前中は来場者数の少ない状況だったが、午後からは曇り空(たまに雨)で、他社の見本市から文紙フェアへと来場者が増え、昨年に比べて減少ながら400名を超えた来場となり、午前中の厳しさ漂う会場が、午後からは活気が戻り熱い会場となった。

 ISOT後のメーカー見本市として開催の文紙フェアも、来場客へは42社のメーカーの新製品発表の場として認知されてきており、ISOTと違い、出展社取り扱い商品を十分な時間をかけて、出展社の新製品、販売手法等を確認し、積極的な意見交換が交わされ、十分に商談が行われていた。

 全体としては、同時期開催の見本市が増えてきた影響で、滞留時間は少なくなってきている中、出展16社を回るスタンプラリーを行い、出展社をより多く回ってもらい商談を行えるよう対応。スタンプ数で抽選回数が増えるため、多数のメーカーブースへの立ち寄りを促した。

 会場では、今秋から通知が始まり、2016年から開始されるマイナンバー制度関連商材に注目が集まった。テーマ展示はなかったものの、シュレッダー、IDカード、カードホルダー、金庫、キーケース、ファイルなどが関連商材として個々のブースで展開され、POP告知も行われた。

「先週、ISOTと同時開催の総務ワールドでもマイナンバー関連に納品店の関心が高かったようだ。しかし、まだマイナンバーの認知度が低いため、年明けから本格需要が始まるのではないか」と、複数の出展社から期待する声が聞かれた。

 次回の文紙フェアは、2016年1月7日(木)~8日(金)に同所で行われる予定。

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