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2015年08月20日

三菱鉛筆、上半期売上高9%増の332億円 2016年に創業130年

記者発表の三菱鉛筆幹部。右から2人目が数原社長

 三菱鉛筆(東京都品川区、数原英一郎社長)は、8月19日午後、品川区の本社で記者を招き、上半期業績と下半期の営業活動方針について発表した。数原社長は2016年の創業130年に向けて全社上げて取り組んでいくと話した。

 同社は8月21日に大阪サンライズビル3階、9月3日~4日に有楽町駅前の東京交通会館12階で、「驚きを創る。ーuniと共に新しい未来をー」をテーマに商品研究会を開催し、東京5200名、大阪1300名の計6500名の動員を予定する。

 数原社長は上半期業績(平成27年1月~6月)について「連結売上高は、前年同期比9%増の332億円。市場別では国内が同1%増、海外が同19%増と伸長した。連結経常利益は同23%増の70億円。通期では、連結売上高655億円(前期比9%増)、連結経常利益128億円(同19%)を見込む」と発表し、続いて概況を説明した。

「国内は第1四半期(1~3月)は、前年の消費税増税の影響があったが、第2四半期(4~6月)は順調に取り戻した。特に4月以降の国内の売上は力強く、今月もいい。国内の経済活動は回復基調にあるのではないか。次のシーズンを迎えるのが楽しみである。中心となるのは、ジェットストリーム。私たちの想像を超える伸びをしており、お客さまの嗜好はすらすら書けるなめらかタイプに移ってきている。海外市場では1つは為替の恩恵を受けている。同時にアジアと北米のエリアが伸長した。久しぶりに世界商品を上市したことで伸び、さらにこの消費を定着させ、合わせて次の商品開発に繋げていきたい。当社は1887年に創業して、来年130年を迎える。これに向かって周年行事が増える。特に国内キャンペーンは今年11月からスタートする。いい商品でお客さまの要望に応えて、いい環境の中でいい130年が迎えられるよう全社一丸で取り組んでいきたい」と挨拶した。

 続いて、開発担当の切田取締役から下半期に向けて新商品が発表された。

 油性ボールペンでは、クセになるなめらかな書き味に上質で先進的なデザイン「ジェットストリームPRIME」に「2&1」(シャープ+2色ボールペン)。 4&1の質感はそのままに、黒・赤・シャープの3種類に機能を絞り、スリム化を実現した「ジェットストリーム2&1」(シャープ+2色ボールペン)。また、キャパシタイズフィルムを貼ることで、新型スタイラスの細いヘッドでも軽いタッチで超絶反応を可能する「ジェットストリーム+キャパシタイズフィルム」を展示会で参考出品する。
 
 水性ボールペンでは、「ユニボールエア」が登場。先進のペン先を搭載し、空気のように軽く書ける今までにない新感覚のボールペン。ゲルインクボールペンでは、スタイルフィットにセサミストリートデザイン。

 シャープペンシルでは、クルトガに、芯折れを防ぐパイプスライド機構を搭載した「クルトガパイプスライド」を発表。特殊コーティングを行うことで、紙面との摩擦係数を下げ、筆記時の引っ掛かり感を低減する。クルトガコレクションも発表した。

 また、蛍光ペンでは、速乾性に優れた新開発「Q-Dryインク」を採用し、紙を選ばず速く、しっかり乾く「プロパスウインドウ クイックドライ」や新入学用品、世界的スポーツブランド「アディダス」の文具全般などを発表した。

 続いて、営業企画部山村部長から下半期の営業活動方針が説明され、国内営業部門の3つの重点方針として、「創業130年に繋がる重要商品の販売強化」、「ジェットストリーム、クルトガ、スタイルフィットの更なるシェアアップ」、「適正価格の維持」へ取り組むと発表された。

 具体的な営業施策として、「創業130年鉛筆企画セット」、「ジェットストリームVMD施策」、「ジェットストリーム別注獲得策」、「インバウンド消費対策」、「ポスカ、プロッキーの販促策」を行う。

 販売店向けキャンペーンでは、2015年11月~2016年3月末まで、得意先との強固な関係の構築を目的に、「Win・Winキャンペーン」(一般小売店)、「K-1キャンペーン」(量販店卸店)、「W-1キャンペーン」(一般卸店)の3つの創業130年記念ロングランキャンペーンを行い、期間中の実績により販売奨励金を進呈する。

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