寺西化学工業（大阪市）の看板商品「マジックインキ」が、2月15日から3月5日まで、東急ハンズ新宿店8階の文具売り場で開催している「みんな知ってるマジックインキ」特設コーナーで、人気を呼んでいる。

　その理由は、同社の「ホワイトSR極太」でマーキングされたブリヂストン製のF1グランプリ用タイヤ現物が展示されているためだ。

　自動車レースの世界最高峰・F１グランプリでは、すべてのエントリー車が、最初にソフトタイヤを装着し、後半コクピットでハードタイヤに交換する。この識別マーカーに同社のホワイトSR極太が選ばれ、ソフト側タイヤの識別用白線をマーキングするために2007年、2008年に使用されたという。タイヤ現物が何よりの宣伝となった。

　コーナーでは2007年グッドデザイン賞受賞「マジェスター」、2008年グッドデザイン賞ロングライフデザイン賞受賞の「マジックインキ大型」、東京都図工研究会公開授業に採用された「アクアテッククツイン」の他、2009年2月発売の新製品「マジェスタースリム」など、寺西化学の代表製品が勢ぞろいし、売れ行きを大きく伸ばした。　　

　同社の藤島満年東京支社長は「長い歴史を持つマジックインキが、お客様に支持されてきたことを強く感じました」と語っている。