高級筆記具「パーカー」(PARKER)輸入元のニューウェル・ラバーメイド・ジャパン(千代田区、松尾昌典社長)は、8月23日都内のホテルで、次世代のペンである「パーカー インジェニュイティ」新コレクションのプレス発表会を開催した。
合わせて、世界巡回展「パーカー トラベリングミュージアム」も発表。今年エリザベス女王生誕90周年を記念して、エリザベス女王奨学財団に寄贈した特別限定品などを展示する。8月25日から31日まで、銀座・伊東屋で一般公開する。日本のほか、イギリス、中国にも巡回する。
発表会では創業者のひ孫、ジェフリー・パーカー氏が登場し、新コレクションの紹介から、パーカーの歴史や魅力など、創業家ならではの話しを披露した。
同氏は、「インジェニュイティは特に日本で人気がある。私は細い線を正確に書く必要があるときに使用する。パーカー 5th テクノロジーは強い筆圧の必要がないため、表現豊かに自分らしくペンを使うことができる」と話した。
2011年に発売した「インジェニュイティ」は、万年筆でもボールペンでもない第5世代のペン。パーカーが滑らかな書き心地を追求するために独自に開発した新技術「パーカー 5th テクノロジー」を初めて採用している。
同社徳永麻子シニアマネージャーは、「パーカーは1888年創業以来、書きやすさの追求をテーマに、滑らかに書ける革新的な筆記具を追求してきた。従来の万年筆、ローラーボール、ボールペンなどの従来の筆記モードが抱えていた課題を解決し、新たな筆記体験を実現する第5世代ペンの開発から、2011年にインジェニュイティが誕生した。万年筆のように高級感あふれる仕上がりでありながら、自分だけの書き味が実現できる。またボールペンの耐水性と耐光性を保ちながら鮮やかな筆跡が保つことができ、インク漏れがない」と、具体的な特徴を紹介した。
今回発表された新コレクションは、3つの新ラインで展開し、9月15日から発売する。
最新のトレンドからインスピレーションを得た「ラグジュアリーライン」(6点、税込2万7000円)は、コレクションでは初採用となるアルミニウムにより、他のラインより軽量化したボディとキャップに、モダンなパターンを施したスタイリッシュなデザインが特長で、トレンドに敏感な人たちに向けたコレクション。
「コアライン」(2点、同2万1600円)は、光沢あるブラックラッカーのスタンダードモデル。漆黒を彩るゴールドとシルバーがシンプルさの中に洗練された雰囲気を漂わせる。さりげなく品質の高さを語り、控えめながらエレガントを感じさせるフィニッシュ。
「プレミアムライン」(4点、同2万5920円)はラバー調の仕上がりやリングデザインなど、「インジェニュイティ」の中でも特に人気が高いフィニッシュ。美しく繊細に施された彫刻パターンをはじめ、より手元で存在感を放ち、持つ喜びを十分に味わえる価値ある逸品。
今回のリニューアルでは、「インジェニュイティ」従来品のデザインも一新。首軸と呼ばれるグリップ部分のデザインパターンを統一し、パーカーのアイコンである矢羽クリップを刷新。これまでワンバウンドだったリングをスリーバンドに変更し、さらに、キャップ先端部分の天冠を新しいデザインに変更した。
パーカーは、1888年創業。現在世界約150カ国で展開する。1962年にエリザベス女王から、1991年にはチャールズ皇太子から、英国王室御用達を戴くブランドとして、品質を認められたもののみに与えられる名誉ある称号ロイヤルワラントの認定を受け、保持している。
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2016年08月24日
「パーカー トラベリングミュージアム」発表 創業者ひ孫が緊急来日
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