ワコム(山田正彦社長兼CEO)が提唱し、デジタル文具の普及や市場の発展を推進する非営利団体「デジタルステーショナリーコンソーシアム インク」が、米国デラウェア州に設立され、10月26日から業務を始めた。同日から、参加企業・メンバーの募集も正式に開始した。
設立の目的は、モバイルIT機器が日常的に使用されクラウド環境が充実した現代で、これまで筆記具として使用されてきた「ペンとインク」にデジタル技術を融合し、誰もが自在にアイデアを形にして共有できるようにすることで、新たな体験や価値を提供すること。
そのために、参加メンバー各社から製品、アプリケーション、サービスを含む実用的・魅力的な「エコシステム」が提供され、「デジタル文具」として定着・普及させていくことを目指し、オープンパートナーシップのもと協力するもの。
ワコムでは、デジタルインクデータの相互互換性を確保し、クラウド環境で共有し合うのに 最適な技術として、WILL(Wacom Ink Layer Language)を提唱、2014年からパートナー各社にSDK(ソフトウェア開発キット)を無償提供してきた。
WILLの活用により、ハードウェア、OS、ソフトウェアなどの垣根を意識せずに、クラウド上でデジタルインクを自由にやりとりし、コミュニケーションやコラボレーションが可能になる。各社から、WILL対応製品やアプリ、サービスが提供されることで、デジタル文具の普及と市場発展が進むと期待されている。
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2016年10月28日
デジタルステーショナリーコンソーシアムが発足 参加企業を募る
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