キヤノンは、4月18日、商業用印刷機の体験施設「Customer Experience Center Tokyo」(CEC Tokyo)を、東京都大田区の本社敷地内に開設した。
CEC Tokyoは、キヤノングループの商業印刷機を実際に体験することができる施設。請求書やダイレクトメール、書籍、マニュアル、新聞、カタログなどの印刷物の受注から編集、印刷、後加工までのワークフローを、実機を使って体験することができ、実際の印刷データや検討用紙による検証も可能。
また、本社の研究開発部門と連携して印刷サンプルの画像解析サービスを提供し、印刷品質の改善に向けた提案も行う。
同社によると、商業印刷市場においては、印刷内容のパーソナライズや多品種少量印刷に適したデジタル印刷の需要が拡大。同社は、商業印刷を新規事業の柱の一つに位置付け、強化を図っていくとしている。
CECはすでにフェンロー(オランダ)、ポーイング(ドイツ)、ボカラトン(米国)で稼働しており、CEC Tokyoは世界4カ所目、アジアでは初の拠点となる。
オープニングセレモニーで、御手洗冨士夫会長は「画質、スピード、耐久性に磨きをかけて盤石な製品ラインナップを作り、印刷業務の効率化に資するソフトウェアの提供をしていきたい。ゆくゆくはパッケージ印刷の市場にも広げていきたい」とあいさつした。
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2017年04月20日
キヤノンが商業印刷機の体験施設を開設 新規事業の柱に
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