コクヨ(黒田英邦社長) は、11月6日品川の東京ショール―ムで「コクヨ『ing』発表会」を行い、“座るを解放する”というコンセプトから生まれた、新カテゴリーのイス「ing(イング)」を11月7日から発売する。
「イング」は360度自由に動くグライディング・メカ搭載による、2層のメカの組み合わせにより、前傾や後傾、左右や斜めのひねりまで、人の体の微細な動きに合わせて追随する(特許申請中)。
バネを使用しない重力メカは、“バランスボールのように動き始めの負荷がない”ため、体を動かしやすくするとともに、動いた後には“ブランコのような揺り戻しがある”ため、安心して揺らすことができる。座面がスイングすることで心地よいリズムが生まれ、“体と脳を活性化”する。
実験結果では、自然に座っているだけで従来品に比べて8割の人の肩の筋肉、5割の人の腰の筋肉が活動していることが確認されたほか、リラックスできる、座りながら運動できる、アイデア発想数の向上など、さまざまな利点が検証された。
コクヨ黒田社長は「日本人がイスに座る時間は、世界で最も長いと言われている。長時間着座により、健康リスクが高まる、脳が活性化しないことによる知的創造性への弊害が指摘されている。問題の本質は、長時間同じ姿勢を続けていること。人の体は本来、動くことを前提に設計されている。イングはオフィスチェアの新カテゴリーとして、3年間かけて開発に取り組んできた。座るを解放し、日本のワークスタイルをより快適なものにしていきたい」と挨拶した。
価格は、「ラテラルタイプ ブラックシェル T型肘・樹脂脚」と「バーチカルタイプ ブラックシェル T型肘・樹脂脚」がそれぞれ税抜8万8000円から。「ヘッドレスト付タイプ ブラックシェル T型肘・樹脂脚」が同10万8000円から。
会場には、渋谷区の長谷部区長と渋谷区観光協会の金山代表理事が同席し、渋谷区で開催される都市型サミット「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA」サテライトプログラム会場の1施設に実験的に導入する。
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2017年11月06日
新体感!体の動きに合わせ360度自由に揺れるイス コクヨ「ing」発表会
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