コクヨ（黒田英邦社長）は、東京駅に隣接するKITTE地下1階東京シティアイで、3月30日（金）～4月1日（日）の3日間、今年で6回目の開催となる、コクヨ最大規模の文具イベント「コクヨハク」をオープン。

　「コクヨハク」は、同社最新文具や話題の商品に実際に触れて体感してもらうことを目的に、2013年から開催している文具イベント。2017年は2万5千人以上が来場した。

　6回目となる今年のテーマは「ステーショナリーレストラン」。今年は、文具を食材や料理に見立てたレストランのような演出を施し、出会ったことのない文具体験を届ける。買い物やフォトスポットなどを体験することができ、特別販売品としては、恒例の限定測量野帳をはじめ11種類の限定品を用意する。

　コクヨハク限定のオリジナル商品の販売として、ロングセラーの手帳型ノート「測量野帳」を模したチョコレート「やチョコ」は、本物そっくり。抹茶チョコレートとホワイトチョコレートが層になっており、金色の文字で“SKETCH”のタイトル入りだ。

　また、おなじみの原稿用紙の罫線がかわいいピンクとブルーになった「スイーツ原稿用紙」。サイズは、通常の原稿用紙と同じA4サイズとメッセージカードとしても使いやすいA7サイズの2種類を用意する。

　さらに、キャンパスノートデザインのはぎ取りタイプのスケッチブック「A3キャンパススケッチブック」は、無地の中紙とA3サイズという大きさで、自由に絵やアイディアを描くことができる。

　キャンパスノートの主力工場「コクヨ工業滋賀」からは、「びわこ文具」コーナーで「びわこ一筆箋」、「ノートブック〈ReEDEN PREMIUM Shiga〉」などの新製品を発表、共催する滋賀県からは昨年10月に東京・日本橋にオープンしたアンテナショップ「ここ滋賀」が出店し、県産のお菓子や珍味を販売した。

　また鳥取県のファイル工場「コクヨMVP」の「オリジナル文具」コーナーに加え、コクヨグループのネット通販、カウネットも出店し、「外出にも使えるミーティングバッグ」や「大型ふせん」などの「お困りごと解決」のオリジナル商品が販売される。

　各種イベントも行われる。

　インスタグラムで人気を集めるイラストレーター3名が日替わりで会場に来て、「ステーショナリーレストラン」をテーマに、会場壁面に絵を描くライブドローイングイベントを行う。また、そのイラストレーターとコラボレーションした測量野帳も会場で限定発売する。　

　参加イラストレーターは、ニシクボサユリさん（3月30日12時－15時、16時－19時）、Yunosukeさん（3月31日10時－13時、14時－17時）、神谷香さん（4月1日10時－13時、14時－17時）。

　また、会場で測量野帳を購入した人を対象に表紙に名入れのサービスを実施。味わいのある活版印刷の技術を目の前で楽しめる（4月1日のみ、80名限定、整理券制による先着順）。

　その他、「ステーショナリーレストラン」をテーマにした測量野帳カバーを作れるカスタマイズバーを用意。自分の測量野帳を手軽に特別感のあるものにできるワークショップコーナーも用意された。

　3月29日午後6時30分から前夜祭が行われ、文具系のプレス関係者や文具ブロガーなど約70名が出席、主催者を代表してステーショナリー事業本部長の福井正浩グループ執行役員は、

「今年1月にステーショナリー事業の責任者になった。コクヨハクは、今回で6回目の開催となる。今回のテーマは『レストラン』。会場にはシェフの格好をしたスタッフがまるで食材を扱うかのように想いを持ち待機している。食材もステーショナリーも日常的なものであるが、ちょっと調理することでその魅力や楽しさをさらに伝えることができる。この場所では3回目となり、ステーショナリーの魅力や楽しさを発見していただければ、嬉しく思う」と挨拶した。

　また、滋賀県東京本部の小林雅史副本部長は「コクヨさんと滋賀県は平成27年8月に包括的連携協定を結んでいる。当県からコクヨハクに参加するのは3回目。年間約1億冊を生産するキャンパスノートの生産工場であるコクヨ工業滋賀は、リエデンプロジェクトではびわ湖のヨシを使った商品開発を行い、環境意識の向上にもつながっている」と述べた。

※【2018/04/03追記】

コクヨは4月3日、コクヨハク2018の来場者数を発表し、昨年より2000人増の2万7000人を動員した