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2018年10月13日

10年ぶりに復活!シヤチハタのデザインコンペ GINZA SIXで表彰式

グランプリ受賞者と記念撮影に収まるシヤチハタ舟橋社長(右)

グランプリの「自己QR」

 一般社団法人未来ものづくり振興会(名古屋市、舟橋正剛代表理事)は、10月12日、新しいプロダクトのデザインを募る「11th SHACHIHATA New Product Design Competition (SNDC、シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」の表彰式を、GINZA SIX6階の銀座 蔦屋書店ギンザ アトリウムで実施し、受賞作品11点を発表した。

 グランプリには、QRコードを読み取ることで自己PRができる印鑑の「自己QR」(清水邦重氏)が選ばれた。

 開会の挨拶でシヤチハタ舟橋社長は「当SNDCは20年前に立ち上げ、10年間やってきた。商品化することをベースに、大変勉強になったが、やや消化不良になり、商品化も滞ってきたことから10年間充電して、今年から再スタートを切った。審査員の方にお願いをしたところ、大変快く受け入れていただき、またインターフェースデザイナーの中村先生にも加わっていただき、層が厚くなった。今後は永続的にこのコンペを続けていきたい。今回応募数が718点と期待を越え、中身も素晴らしく、審査の議論も白熱。そのため、厳正な審査の結果、特別審査員賞を当初の1点から3点に増やした」と述べた。

 第11回目となる今回は、10年前にも同役を務めた喜多俊之氏、後藤陽次郎氏、原研哉氏、深澤直人氏に加え、Webやインタラクティブデザインにおいて実績を持つ中村勇吾氏を新たに迎えた5名の審査員、および特別審査員2名の計7名で厳正な審査を実施した。全718点と過去最多の応募があった。

 テーマは「しるしの価値 The value of the sign」。

 長年「しるす」文化の創造に携わってきたシヤチハタにとって原点回帰ともいうべきこのテーマに沿って、自分であることの「しるし」(アイデンティティ)を表すプロダクトもしくは仕組みを募集した。

 舟橋社長はその後の審査講評で、「再スタートにあたり、気持ちとしては判子とかスタンプに留まらずに追求していこうと立ち上げた。『しるし』というテーマも、もう少し深掘りしていこうと、次回は『これからのしるし』というテーマで募集する」と発表した。

 なお、10月12日(金)・13日(土)・14日(日)の3日間、ギンザ アトリウムで、受賞作品展を開催中。


【受賞作品一覧】(敬称略)

・グランプリ 1作品(賞金300万円)

「自己QR」(清水邦重)

・準グランプリ 2作品(賞金50万円)

「世界にただひとつの印鑑」(明間大樹)

「AIR SIGN」(青柳祥生)

・審査員賞 5作品(賞金20万円)

喜多賞 「イニシャル三文判」(堀川卓哉)
後藤賞 「印星(いんしょう)」(佐々木晴美、坂口杏奈)
中村賞 「360°Stamp」(山口真五)
原賞 「Wig」(服部隼弥、那須裕樹)
深澤賞 「LIP COLOR INK」(望月未来)

・特別審査員賞 3作品(賞金20万円)

「ハンコマ!」(榊原伸一)
「Name Pen Brush」(竹中隆雄)
「印影」(米田隆浩)

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