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7つのホールで多彩なイベント ペーパーワールド&クリエイティブワールド

2018年10月16日

2018年ペーパーワールド会場

マックスのブース(2018年ペーパーワールド)

●世界最大の1640社超が出展

 文具オフィス用品、教材製品及び情報の分野で、規模、展示内容ともに世界トップの評価を持つ「ペーパーワールド2019」(Paperworld)と「クリエイティブワールド2019」(Creativeworld)が、2019年1月26日~29日の4日間、フランクフルト国際見本市会場(60万㎡)で催される。

 今春1月のペーパーワールドには世界の66か国から1640社が出展した。同時開催のクリエイティブワールド、クリスマスワールド、フローラデコラ(フラワーショー)のトータルでは69か国3023社の出展となり、訪問者数も合計162か国から8万7000名が登録した。

 ペーパーワールドに絞ると、3万3787名が来場。内訳は、ドイツ国内からは1万1072名、146か国から2万2715名だった。出展企業はドイツ国内からの出展が243社に対して、日本を含む海外から1397社が出展した。海外バイヤーの来場は英国、フランス、米国、中国、オランダ、ポーランド、スペイン、トルコ、ギリシャの順で多く、傾向としては韓国、ポルトガル、ブルガリア、モロッコからが特に目立った。日本からのバイヤー登録は約1000名だった。

 全体の傾向として再販売(卸)、輸出入関係、通販業者とネット関連企業が多かった。

 主催社情報では2019年も世界60か国から1600社を超える出展を予想、ドイツ国内の文具専門店に加え各国の卸問屋、書店とメイルオーダーハウス、大口納品の年間契約ディーラーなど多様なエントリーがある。

 ドイツ国内の文具専門店などが年間仕入れの70%を、このペーパーワールドで成約することもあり、メーカーの中には製品カタログを用意しないで直接の現物商談を行う出展社もある。

 世界的にアマゾンなどのネットビジネスが広がり、専門業者の領域が狭まる中で、いかに文具オフィス用品を安定経営の中で維持するかは、グローバル共通の課題となってきた。

 主催者は2019年開催に向け、世界各地からの買付け商談や情報収集に訪問するバイヤーのために、様々な提案企画を準備している。中でも2017年から継続する「未来オフィス(フューチャーオフィス)」を特筆し、とりわけ働く人の“健康”に焦点を当て、快適で能率的な作業環境にさまざまな提案を演出した。

 定番となる従来の文具オフィス用品とIT社会の中核となる情報機器をコンバインし、オフィス周辺の備品類をまとめてアピールする「ビジョナリー」は、3号館1階に集約した。

 オフィスで使用する文具と家具類などを置き、コーナーには音楽、照明、衛星、持続的なエルゴノミクスを訴える。2018年には日本からはカシオ計算機が出展している。

 リーマンショック以降に撤退が相次いだ日本の大手メーカーも、クリエイティブワールドの企画がドイツ国内市場から好感され、フェア全体の景況を底上げしたため、最近再び出展へ回帰したメーカーが多い。以下特設コーナーを紹介する。

・「ビジョナリーオフィス」

 3号館1階、4号館1階、そしてOEMプリンターなどをまとめた前回の6号館1階から5号館2階に「ビジョナリーオフィス」を設ける。近未来型オフィスを想定、筆記具からIT関連機器、プリンター、アクセサリー類などを総合展示する。「「ヒューチャーオフィス」は3号館1階に特設会場とし「フレキシブルオフィス」の名称でワークプレイス全体のモダン化提案を行う。定位置を持たない移動オフィス、必要に応じて設置できるミーティングルームというコミュニケーションゾーンのモデルも提案する。

・「ミスターブック・ミセスペーパー」

 3号館2階に移り、書店向け販売シュミレーションを行う。昨年に続いて書籍と紙、関連商品を展示デモする小売店向けコーナー。また教材関連のメーカー製品も展示する。

・「日常のステイショナリー」

 5号館から3号館2階に移る。構成は従来のように出展ブランドメーカーに委任、最新の筆記具類とデザイン、カラーのマーケットトレンドを特設する。大手筆記具メーカーの最新開発製品、教材製品、グリーティングカード特化コーナー、机上小物類、ギフト、リボンなど装飾関係。有名ブランドのホールマーク、ベッカー&ベッカー、デスペッシュのカードメーカーが総合展示する。

・「オリエンタル・カルチャー」 

 アジアのクラフトマン製品を集め3号館2階にまとめる。

・「インターナショナル・ソーシング」

 1号館2、3階に、大口仕入れ対応と国をまたいで調達販売を行う大手チェーンの仕入に合わせ、発送と在庫、支払い決算にいたる事務作業に応える「インターナショナル・ソーシング」も準備した。バルク(大量)仕入とプライベートブランド対応、ドリップシッパー(独自ルートの業者と商談)など、専門の担当者を置いて大口商談に備える。




●クリエイティブワールドは4号館に

 世界のクラフト・ホビーの関心の高まりに対応して企画した「クリエイティブワールド」は日本メーカーの出展も多く、併催イベントとして年々注目度が高まっている。会場は4号館2、3階にまとめている。日本の大手文具メーカーは多く現地のドイツ法人を通して出展する。

 回を重ねるごとに人気が高まり、今春も39か国から336社が出展、104か国から9266名のバイヤーが登録した。2019年も世界的な傾向として伸びる市場めがけて新製品などを出展する。

 2017年のクリエイティブワールドには、80か国から8650名のホビークラフト業界関係者が来場、活発な商談を展開した。製品分野は「デコラティブクラフト」、「グラフィック&アーティスト」、「「ハンドクラフト&テキスタイルデザイン」、「ホビー&クラフト」。入場は業界関係者に限定され、密度の濃い商談ができる。

 会期は「クリスマスワールド」、生花とグリーンの「フローラデコラ」と同時期開催(1月26日~29日)となり、4つの見本市を合わせ出展社は約3000社になる。




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