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2018年10月23日

リコー、2つの文書の内容を比較して対応づける新しいAI技術を開発

 リコー(山下良則社長)は、構成の違う2つの文書の内容を比較し、文や段落を自動的に対応させて重複や差異を明確にできる人工知能(AI)を活用した自然言語処理技術「ディープア
ライメント™」を開発した。10月24日から幕張メッセで開催される「第2回AI・業務自動化展 秋」に出展する。

 同社によれば、2社でかわす契約書について、双方が作成した内容を比較し、契約書内で同様の内容を述べている部分や過不足を一目瞭然にできるため、文書チェックの時間を大幅に削減することができる。

 これにより、双方の意向の違いや検討すべき点を容易に見つけ出すことができるため、契約書作成の効率化に貢献するなど、さまざまなシーンでの活用が期待されるという。

 リコーの法務部門での実務において検証した結果、人手では約24 時間を要する482条文の契約書の対応づけを1分で実行でき、内容チェックの大幅な時間短縮と品質アップに貢献できた。また従来のテキスト分類技術と比較した結果、2倍以上の対応づけの精度が得られた。

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