リコーは1月8日都内で、新世代複合機(MFP)の新製品発表会を行い、新発売する新世代複合機「RICOH IM C6000」など7機種16モデルと、各種クラウドサービスを組み合わせたプラットフォーム事業を、23日から開始すると発表した。
リコーが得意とする中小企業では、いまだに発注書や請求書といった紙ドキュメントのやり取りが多く発生しており、紙のやり取りがワークフローを分断し、業務プロセス効率化の障壁となっている。
同事業では、AIを活用したOCR機能により、複合機が紙ドキュメントの情報をデジタルデータ化するためのゲートウエイとなり、クラウドサービスとシームレスに連携した効率的なワークフローを実現する。中小のみならず大企業も含めたオフィス業務の生産性の向上に貢献することで、政府が推進する働き方改革を支援する。
スマホのように購入した後も、ユーザー作業で常に最新の状態にアップデートできる体制をMFPで実現する。アプリは今月中に請求書管理など業種別に100本超を揃え、今後も拡充を図る。また月単位のサブスクリプションモデルを導入し、顧客の初期投資の負担を軽くする。
山下良則社長は「コピーのリコーという内外の概念を根本から塗り替え、今後はワークプレイスのリコーとなる」と話し、企業のIT化を促す。
リコー取締役専務執行役員オフィスプリンティング事業本部の坂田誠二事業本部長とリコージャパン坂主智弘代表取締役社長執行役員CEOも出席した。
「IM」シリーズは税抜94万3000円~。
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2019年01月12日
紙からデジタルへのゲートウェイに、クラウドと連携 リコーの新世代MFP
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