パイロットコーポレーション(伊藤秀社長)は5月24日午後3時から、東京・千代田区のホテルニューオータニで同社の「創立100周年記念式典」と祝宴を催した。国内有力販売店と海外40国から約100名の販売店代表ら300余名が招かれた。
式典は伊藤社長から、同社が1918年(大正7年)和田正雄、並木良輔の先達2人により創業、三者鼎立を社是として苦難を乗り切り、今日の社業に達したと述べた。
この間世界に通用する高品質の筆記具づくりを心掛け、常に創業の「志」を忘れずに、今や単一製品ブランドとして世界トップの位置についたと説明、EU諸国と北米市場の市場シェアは2017年度で12%となり、伊藤社長はこの世界最高のシェアを15%に拡げる決意を述べた。
伊藤社長はさらに、次の100年に向けて、今年同社のこれからの経営中軸となる中期経営3か年計画の初年度を迎え、基幹方針として(1)企業価値を高めるブランド力の向上、(2)経営資源の最適配分、(3)経営基盤を強化し海外売上70%へ人材育成など、強化項目を説明した。これら諸方針を徹底した結果、同社の2大目標を(1)先進各国市場で売上トップ、(2)生産アイテムごとで全トップシェアを狙う、と決意を述べた。
伊藤社長の紹介で5月27日から全国で流される企業CMに出演した女優吉永小百合さんが舞台に登場し、パイロットの蒔絵万年筆を愛用するなどCMエピソードを披露した。
続いて堀口恭男専務の挨拶と乾杯音頭に唱和して開宴。途中著名なピアニスト・熊本マリさん、作曲家でもあるチェリスト・溝口肇さんの演奏を聴き、午後6時30分渡辺広基会長の謝辞で閉宴、二次会では、団しん也のジャズ演芸を楽しんだ。
パイロットコーポレーションは資本金23億4000万円、従業員数1020名。2018年12月の連結売上高1040億4000万円、経常利益は210億円。海外売上高70%、グループ企業はパイロットインキ、パイロットロジテム、パイロットプリンテックス等関連26社。海外拠点は販売・生産を含み19拠点。
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2019年05月29日
世界シェア15%目標 パイロット創立100周年式典に海外客含む300名
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