リコーと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、宇宙用の全天球型カメラを共同開発したと発表した。9月に打ち上げ予定。
今回開発されたカメラは、リコーが販売する全天球型カメラ「THETA S」をベースにし、宇宙空間の温度や放射線などに耐えられるよう改良した。
JAXAとソニーコンピュータサイエンス研究所が共同開発した小型衛星光通信実験装置「SOLISS」の動作確認のために使用される。
カメラで撮影された画像は1週間ほどかけて地上に送信された後、「JAXAデジタルアーカイブス」で無料で公開予定。
共同開発の経緯については、まずJAXA宇宙探査イノベーションハブ主任研究員の澤田弘祟氏が「THETA」を採用したいと思いリコーに呼びかけた。話を受けた同社担当者が話のスケールの大きさに戸惑っているところに、SV事業部長の大谷渉氏が「やってみたら」と背中を押して実現。
澤田氏は、「宇宙空間に適応させるための改良にあたっては、特に耐放射線が難しい。市販のTHETAでも半年~1年は耐えたが、開発チームとともにテストと改良を繰り返し、もっと長期に安定して使用できるようになった」と語った。
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2019年09月03日
リコーの「THETA」が宇宙へ JAXAと共同開発し9月打ち上げ予定
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