店頭向け提案型文具卸のエムディーエス(蔀聡志社長)は10月29日、東京都台東区の都立産業貿易センター台東館で、「2019年10月MDS商談会」を開催した。
146社が出展し、約600名が来場。会場は6、7階の2フロアに各メーカーのブースが設けられ、午前9時30分の開場とともに来場者で混雑し、メーカーの新製品や新入学商材などについての活気ある商談の場となった。
今回のテーマは7月に引き続き「本気力(マジ)注入」。「これまで以上の本気力を示し、そのエッセンスをメーカーや得意先に注入してがんばりたい」という思いを込めた。
蔀社長は午前9時10分からの開会式で「7月に新年度を迎え、9月で第1四半期が終了。業績としては計画比、前年比ともに上回っている。ただし10月に入って自然災害が相次いでいることと、また増税の影響もあり、物販業全般に元気がないのではと思っている。またネットも含め“売れる場所”が変わってきているなか、我々のマーチャンダイジングソリューションとしての役割が大きくなっていると自負している。ただ商品を並べるだけではなく、特性や、他商品との違い、メーカーの思い、値段の価値はどこかなど、どうにか伝える方法はないかと。そういった思いが強くなっている。具体的な発表はまだできないが、来年にかけて、独りよがりにならないようメーカーと協力して進めていきたい。それが提供できる会社になってはじめて、提案力や売場づくりを堂々と胸を張って言えると思っているので、ぜひそのあたりに対しての挑戦をしていきたい」と述べた。
メーカー別ブース以外に、MDSが提案するテーマ別展示では、学習指導要領の改訂に合わせた「教育改革~基本の基」、簡単にできるワークショップ提案「workshop」、インバウンド需要に向けた提案「みやげや」、テーブル周りを彩るオーナメントが簡単に作れるMDS×トーヨーの提案「origami~ornament~」、小さくてかわいい使える文具を集めた「カワイイマジメ」、サクラ×マークス×MDSの提案「my活」、その他エンド提案7本を展開した。
また、MDSオリジナルコーナーでは、MDSオリジナルブランドT.Sより新商品1シリーズを発表した。
同日は、同業卸10数社40人ほどが招かれ、見学した。
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2019年11月18日
MDS商談会に146社が出展 学習指導要領改訂に合わせた展示など提案
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