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三菱鉛筆とFSX 汎用性の高い抗ウイルス樹脂素材の開発に成功

2020年12月22日

新型コロナウイルスやノロウイルスに対して高い親和性を確認―スイスMDPI社の学術誌『Applied Sciences』に共著論文が採択

 三菱鉛筆(数原滋彦社長)とFSX(藤波克之社長)は、生活環境に優しく耐熱性を兼ね備え、かつ汎用性の高い抗ウイルス樹脂素材の共同開発(特許出願中)に成功した。

 同研究に関する共著論文『抗ウイルス性ポリオキソメタレートの生活環境への応用 —抗ウイルス性のおしぼりと文房具』が、MDPI社(スイス バーゼル)の学術誌『Applied Sciences』に採択された。

 強力な殺菌剤や殺ウイルス剤は、変異した薬剤耐性菌や薬剤耐性ウイルスを生み出し、人に対する副作用も誘発する問題を抱えている。

 FSXでは2012年に、遷移金属元素の酸化物クラスターであるPolyoxometalates(ポリ酸)を主成分とした、耐性株を誘導しない安心安全な抗菌・抗ウイルス活性物質『VB(特許第6739772号)』の開発に成功し、その技術を衛生用品であるおしぼりに応用している。

 今回の共同開発では、今まで液体であったVBを安定して樹脂化させることに成功した。

 新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延によって世界的に「抗ウイルス」が注目される中、アフターコロナ時代の新しい樹脂素材として期待できるものであり、今後も両社でさらに適応範囲を広げた研究を進めていく。

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