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2021年05月29日

ワコムとエスディーテック、AIと「手書き×デジタル」で共同開発

2社による「デジタルペンのデータから個人と集団の関わりを推論するシステムを展示」(第5回「コネクテッド・インク」 2020年11月18日開催)

 ワコム(井出信孝社長兼CEO)とエスディーテック(川端一生社長)は、教育およびその他の分野でAI(人工知能)を活用した「手書き×デジタル」の利用による革新的な新サービスを実現するための共同開発を開始した。

 より深いレベルでの協業と業務の提携を実現するため、3月16日付で資本提携を行った。エスディーテックに対するワコムの持株比率は約5%。

 ワコムは、映画やアニメーション、イラスト、ゲームコンテンツの制作や、自動車やスポーツウェアをはじめとした工業製品デザインに使われるペン入力機器「ペンタブレット」で市場をリードする一方、タブレット端末やスマートフォンなどに搭載するデジタルペンのソリューションを、OEMで業界各社に提供している。

 コンピューターを使ったクリエーション、デザインにおいてデジタルペンの価値が確立され、ビジネスや学習シーンでもデジタルペンの利用が広がりつつある中、30余年にわたる事業を通して培ってきた「デジタルインク」技術WILL (Wacom Ink Layer Language) を、デジタル環境で「手書き」を生かす取り組みとともに提唱し、新たな価値の創出を目指している。
 
 エスディーテックは、利用者を中心に置いたモノづくりを掲げ、「デザイン」「テクノロジ」「データサイエンス」の力を一体運用する「デザインエンジニアリング」を持って、先進的な自動車HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の開発やカラオケリモコン端末UI(ユーザーインターフェース)などの開発を行っている。

 この共同開発は、手書きの「デジタルインク」データをAIによって処理することで利用者にもたらすことのできる価値と重要性に深く共感した両社が、教育分野に始まり、その他の領域においても新サービスの共同開発および社会実装のために連携・協働するもの。DX時代の顧客ニーズに応えた革新的なサービスの共同開発を進めていく。

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