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2021年11月17日

ぺんてる、BASFと共同ブランディング 非フタル酸系可塑剤を使用した消しゴムで

BASFとぺんてるの共同ブランディングパッケージ、日本及び海外市場で非フタル酸系消しゴムを展開

 ぺんてる(小野裕之社長)と、独化学大手BASFの日本法人BASFジャパンは、ぺんてるが製造・販売する「アイン」及び「ハイポリマー」ブランドの全てのPVC(ポリ塩化ビニル)製消しゴムにおける可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤「Hexamoll® DINCH」(ヘキサモールディンチ)へ、完全に切り替えた。

 これに伴いぺんてるは、BASFが展開するアジア太平洋地域での「Hexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズ」の一員となり、両社は共同ブランディングを進めていく。

 そのブランディング活動の一貫として、消しゴムのパッケージに原料の製品ブランド「Hexamoll® DINCH」の表示を行う。ぺんてるが製造販売する消しゴム製品は、ぺんてる製品を販売する世界各国で入手が可能。

 可塑剤は、堅いPVC樹脂やゴムなどを軟らかく、しなやかにするために添加される化学品で、消しゴムの製造にも不可欠な材料。

 現在、フタル酸系可塑剤が国内市場の約8割を占めている一方で、フタル酸系可塑剤については、安全性の観点から、近年欧州を中心に規制が高まっている。

 こうした状況の下、ぺんてるは日本および台湾におけるPVC製消しゴムの生産工場で使用してきたフタル酸系可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤であるヘキサモールディンチに完全に切り替えた。

 ぺんてる製品戦略部の川崎貴昭部長は「当社の消しゴムは、消去性、消し屑の少なさ、耐折れ性で、トップレベルの品質を誇る、主力商品群。可塑剤をBASFのヘキサモールディンチに完全に切り替えたことで、より環境や人に優しいといった付加価値が加わった。現在、日本およびアジアを中心に販売しているが、今後はグローバル市場での販売にも注力していきたい」と、コメントした。

 BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社。全世界で11万人以上の社員が働く。

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