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2023年09月12日

カシオ、教育事業を強化 ICT学習アプリ「ClassPad.net」 2026年に1750校導入へ

国立科学博物館で行われた発表会で説明する
カシオ計算機太田伸司常務執行役員

ICT学習アプリ「ClassPad.net」

 カシオ計算機は、9月11日、東京・上野の国立科学博物館でメディア向けに教育事業方針発表会を開催し、今後の教育事業戦略やカシオ教育研究所の再設立、ICT学習アプリ「ClassPad.net」 の新機能について発表した。

 最初に、カシオ計算機常務執行役員の太田伸司EdTech BU事業部長が、「カシオは国内では電機のメーカーとされているが、海外では教育系企業としても認識されている。国内でも教育事業にも力を入れていることを知っていただきたく、このような機会を設けた。教育事業は売上高600億、売上高構成比は約20%を占めている。教育現場のニーズに合わせて、同事業の二大商品である関数電卓や電子辞書が発展し、GIGAスクール構想とコロナによるオンライン授業の開始に伴い、アプリケーションビジネスへと入っていた」と概要を説明した。

 続いて「数学ツールである関数電卓ではGAKUHAN(学販)活動を通じて、現場のニーズにこだわる製品開発を行い、全世界を市場に今後も拡大させていく。一方、国内市場では教育のICT化に対応した教育アプリ『ClassPad.net』の提案をしていく。その理由として、日本はコロナ前と後で教育環境が一番変わった国であり、2026年に『ClassPad.net』導入校1750校を目標とする」と述べた。

 続いて、EdTech BU戦略部長の上嶋宏氏が、「ClassPad.net」 機能のアップデートとして8月31日、バージョン5へと進化し、アクティブラーニングの授業で活用できる機能へと大幅に強化したと説明し、EdTech BU 国内戦略統轄部の内田義之国内教育営業部長が、サポート体制について話した。

 また同社は教育現場の支援を強化するため、今年5月に「カシオ教育研究所」を再設立し、社内で組織化したと発表した。その後、「ClassPad.net」 を活用した授業のロールプレイングが行われ、最新の機能を体感した。

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