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2010年10月22日

ぺんてる、ロシア・モスクワ市に販売拠点を設立

堀江社長は「ロシアの他、今後はポーランド、タイ、南アフリカなどを新興国市場と捉え、連結売上に占める割合を現在の13~15%から中長期的に20%まで高めたい」と述べた(21日六本木)

ぺんてるロシアのオフィスビル

 ぺんてる(東京都中央区、堀江圭馬社長)は、BRICs戦略の一環として、ロシア側パートナー2名との共同出資(ぺんてる出資比率:51%)で、有限責任会社「PENTEL RUS LLC (ぺんてるロシア)」をロシア連邦モスクワ市に10月に設立し、同国の文具市場に本格的に参入、数年以内に5億円、中長期的には10億円の販売を目指す。

 ロシア市場は約20年に渡り同国の現地代理店を通じた販売政策を取っており、主力製品の一つであるボールペン(品番:MR205)はプーチン元大統領にも使われた「プレジデントペン」として知られている。

 また、ロシア人パートナーがオーナーを務める日用品の大手ディストリビューター(年商約700億円)は、大手日系メーカー製品を含む化粧品やベビー用品等の日用品全般をロシア連邦全土のスーパーマーケット等へ供給しており、パートナー側の販路・物流チャネルも活用して、ロシア全土での販売網の拡大を目論む。

 ロシア経済はBRICs諸国の中でも世界金融危機後の景気回復が遅れていたが、資源需要が改善する中で徐々に回復基調を強めている。

 また、同国の文具事務用品市場(学童用品含む)については超低価格製品が氾濫するプライスマーケットであり、その市場規模は現在1000億円前後と言われている。

 ぺんてる商品は同市場では中級価格帯に位置するが、こうした高品質中価格帯製品を消費する中間層(現在1000万人前後と推定)は年々拡大しており、今後も中長期的に成長持続が期待出来る市場として、エナージェルを中心とするボールペン類やマーカー等の一般筆記具、及び、同国の市場では未導入であった画材製品等を中心に販売を進める。

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